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【米国市況】S&P500反落、コロナ禍長期化に警戒-ポンド売られる

22日の米株式市場ではS&P500種株価指数が反落。新型コロナウイルスが当初考えられていたより長期にわたって経済を抑制しかねないとの懸念や、米民主党が1兆9000億ドル(約197兆円)規模の経済対策案の議会通過に苦戦するとの見方が強まった。

  • 米国株、S&P500種が反落-コロナ禍長期化など懸念
  • 米国債は小幅高、10年債利回り1.08%
  • ポンド下落、英変異種巡る首相発言-カナダ・ドル安い
  • NY原油、続落-米在庫増加で厳しさ続くとの見方
  • 金スポットは続落、コロナ感染拡大でドルに逃避需要

  S&P500種が下げるのは4営業日ぶり。英国で発見された新型コロナウイルスの変異種は死亡率の上昇と関連している可能性があると、ジョンソン英首相が述べた。エネルギー関連株は原油安を背景に値下がり。インテルも安い。半導体製造事業を売却すべきだとの声が一部投資家から高まっていたが、次期最高経営責任者(CEO)は同事業でリーダー的地位の奪回を目指す考えを示した。

  S&P500種は前日比0.3%安の3841.47。週間ベースでは1.9%上昇した。ダウ工業株30種平均は179.03ドル(0.6%)安の30996.98ドル。ナスダック総合指数は0.1%上昇。ニューヨーク時間午後4時4分現在、米10年債利回りは2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.08%。

  ホライゾン・インベストメンツの最高投資責任者、スコット・ラドナー氏は、新型コロナの「感染状況は明らかに世界的に良くなく、米欧では特にそうだ。また米景気刺激策に関しては、実際どこまで実現可能でどういった時間軸になるのかという疑問がやや高まっている」と指摘。「この2つが、11月以降の熱気を冷ましている」と説明した。

  外国為替市場ではポンドが下落。ジョンソン英首相が、同国で最初に発見されたコロナ変異種は当初考えられたより死亡率が高い可能性があると発言。政府は拙速なロックダウン解除を回避する考えだと述べた。カナダ・ドルも下落。カナダの油田と米メキシコ湾岸の製油所を結ぶパイプライン「キーストーンXL」の建設認可が取り消されたことの影響が懸念された。

Canadian dollar falls after Thursday's multi-year high

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%上昇。5営業日ぶりの上げとなった。ポンドは対ドルで0.4%安の1ポンド=1.3682ドルと、4日ぶりに下落。ドルは対円で0.3%高の1ドル=103円83銭。ユーロは対ドルでほぼ変わらずの1ユーロ=1.2167ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は続落。米国の週間在庫が昨年12月以降初めて増加し、パンデミックに伴う需要急減からの回復が続くものの、なお厳しい状況に直面しているとの見方が広がった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は86セント(1.6%)下落し、1バレル=52.27ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は69セント(1.2%)下げて55.41ドル。

  金スポット相場は続落。新型コロナの感染拡大を受けて各国が抑制策を強化する中、ドルが安全資産として買われ、金は売られた。ニューヨーク時間午後3時現在、0.7%安の1オンス=1856.20ドル。

原題:U.S. Stocks Pare Weekly Gain; Dollar Advances: Markets Wrap(抜粋)

Sterling Remains Lower as U.K. Warns on New Strain: Inside G-10(抜粋)

Oil Falls With Rising U.S. Supplies an Obstacle to Recovery(抜粋)

Gold Falls With New Virus Lockdowns Spurring Demand for Dollar(抜粋)

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