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サウジ、失業率の公表を4回延期-新型コロナ禍で時間必要と説明

  • 昨年7-9月の統計はまだ発表されず、4-6月失業率は過去最高
  • 失業率はムハンマド皇太子の政策にとって大きな課題の一つ

サウジアラビア政府は、2020年7-9月(第3四半期)の労働力調査の公表を4回にわたり延期した。失業率は4-6月(第2四半期)に過去最高の水準まで悪化しており、当局が慎重にならざるを得ない側面も透ける。

  昨年7-9月の労働力調査は12月後半に発表される予定だったが、数回にわたり公表日程が変更され、その後サウジの統計当局のウェブサイトから日程が削除された。

  統計当局はウェブサイトに掲載した発表文で、「対象期間の重要性」に鑑み、分析にはさらに時間が必要と指摘。新型コロナウイルス感染拡大に伴う制限措置の実施期間中に3万3000世帯から収集したデータが当局の基準を満たしていることを確実にするため、延期が必要と説明した。

  ムハンマド皇太子がサウジ経済の多様化を図る中、若年層のために十分な雇用機会を創出することは同国が直面する最大の課題の一つとなっている。ムハンマド皇太子は2030年までに失業率を7%まで引き下げることを目指しているが、新型コロナの感染拡大と原油価格の下落が打撃となり、昨年4-6月の失業率は過去最高の15.4%に達した。

原題:Saudi Arabia Delays Release of Sensitive Jobless Data Four Times(抜粋)

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