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ツイッター株、年初から低迷続く-トランプ氏のアカウント停止響く

  • 1月騰落率はS&P500指数構成銘柄で最下位、同業でも下げ際立つ
  • 多くのアナリストが長期見通しを楽観、デジタル広告の伸びが追い風

今月に入りソーシャルメディアプラットフォームの米ツイッターに裏切られたという意味では、同社の株主もトランプ前米大統領と同じだ。

  米連邦議会議事堂への乱入事件をきっかけにトランプ氏のツイッターアカウントが永久停止となる一方、株主は持ち分の価値が目減りするのを目の当たりにした。

  ツイッター株は21日の取引終了時点で、年初から13%下落。一時は2013年11月の新規株式公開(IPO)後の初値45.10ドルを下回る場面もあった。この日は1%安で引けた。今年ここまでの騰落率はS&P500種株価指数の構成銘柄で最下位。同指数は年初来で約2.5%上げている。

  フォロワー数が8800万人を超えるトランプ氏のアカウントを停止する決定は、少なくとも短期的にはユーザーやエンゲージメント(ユーザーの関心度を示す指標)に悪影響を与える可能性があるとアナリストは予想。ローゼンブラット・セキュリティーズは、そうした動きが「21年にポジティブな結果をもたらす余地はほとんどなく、「暗い」短期見通しが「ほぼ確実になった」と指摘した。

  ツイッターの担当者に電子メールでコメントを求めたが、すぐには返答を得られなかった。

Twitter shares have declined thus far this year

  ツイッター株の1月の下げは同業の中でも際立っている。トランプ氏のアカウントを凍結しているフェイスブックは0.1%安にとどまり、ピンタレストは約11%高。写真・動画共有アプリ「スナップチャット」の同氏アカウントを永久停止したスナップは8%余り上げている。

  ただ多くのアナリストがデジタル広告の見通し改善を踏まえ、長期見通しについては引き続き楽観的だ。

  ブルームバーグ・インテリジェンスは今週、トランプ氏のアクセス禁止措置によるソーシャルメディア企業への影響は長期的には「控えめ」にとどまると予想。ユーザー当たり平均売上高の改善やエンゲージメント上昇に加え、「デジタル広告への予算のシフトが、月間アクティブユーザー数(MAU)の鈍化を補う可能性がある」との見方を示した。

原題:Twitter’s Trump Ban Puts Stock at Rock Bottom of S&P 500(抜粋)

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