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【日本株週間展望】こう着ムード、国内決算見極め-米金融政策を注視

  • 米国でマイクロソフトやアップル、国内は日電産や信越化など決算
  • 26、27日に米FOMC、米国でのリスク選好の流れは継続

1月4週(25ー29日)の日本株はこう着ムードの強い展開となる見込み。国内で企業決算の発表が本格化することに加え、米国金融政策の動向を確認するまでは動きにくく個別銘柄中心の動きが予想される。

  米国では26日にマイクロソフト、27日はアップルなど時価総額上位企業が決算を発表する予定だ。国内のハイテク関連も第3四半期の業績開示があり、25日の日本電産、26日のディスコ、27日の信越化学工業やファナックに注目が集まる。大和証券では国内企業の決算は事前予想を上回る公算が大きいと想定している。もっとも、株価指数が高値圏にあるだけに市場全体への波及は限られ、個別銘柄の反応にとどまる可能性がある。

  米国では26、27日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催される。連邦準備制度の当局者の間では、大規模な金融刺激策をいつ縮小し始める必要がありそうかを巡り、今月に入って見解の相違が表面化しつつある。重要イベントを前に売買は手控えられそうだ。26日には国際通貨基金(IMF)が世界経済見通し(WEO)改訂見通しを発表する。

  一方、追加刺激策への期待から21日のS&P500種株価指数とナスダック総合指数が過去最高値を更新するなど、米株市場はリスク選好の流れが継続している。国内の企業業績も底入れ基調にあるだけに投資家の押し目買い意欲も強い。3週のTOPIXは週間でほぼ横ばいだった。

《市場関係者の見方》

三井住友トラスト・アセットマネジメントの上野裕之シニアストラテジスト

  「決算をにらみながらの底堅い展開ではないか。半導体や電子部品など新型コロナ下での勝ち組企業は想定通り良好な決算で安心感にはつながりそうだが、株価は相当程度を織り込んでいる。バリュエーションの割高さもあり、かなりのサプライズとならなければ大きな反応にはならないだろう。FOMCは事前に出ている当局者の発言をみる限り市場の想定通りの結果となりそうで、先行きに対する見方が注目される」

インベスコ・アセット・マネジメントの木下智夫グローバル・マーケット・ストラテジスト

  「横ばい圏で推移する一週間となりそうだ。エレキ関連は世界的に需給が引き締まり多くのアジア企業で生産が追いつかない状況のため、日本の関連企業決算で需要の強さが継続するとの見通しが出てくれば相場の押し上げ要因になる。米追加財政政策の結果待ちとなる中、高値圏にあるという警戒はされやすい。FOMCは材料にはならなさそうだが、改めてパウエル米FRB議長が会見でテーパリングはかなり先の話となると発言すれば長期金利上昇が一服しそうだ」

第3週はほぼ横ばい
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