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IBMの10ー12月期、売上高が市場予想に届かず-時間外で大幅安

更新日時
  • 売上高6.5%減、前年同期比で増収にならなかったのは10四半期連続
  • クラウドやAIに注力する取り組みは今後「成果が出る」とCEO

IBMの昨年10ー12月(第4四半期)決算は売上高がアナリスト予想を下回った。従来型の業務を縮小し、クラウドサービスに重点を置くアービンド・クリシュナ最高経営責任者(CEO)の計画が軌道に乗るまでさらに時間がかかることが示唆された。

  21日の発表文によると、10ー12月の売上高は6.5%減の204億ドル(約2兆1100億円)。アナリストの予想平均は207億5000万ドルだった。10四半期連続で前年同期比での増収を達成できなかった。株価は時間外取引で一時約6%下落した。

Down Again

IBM's sales fell 6.5% in the fourth quarter from the year-earlier period

Source: Bloomberg

  クリシュナCEOはクラウドや人工知能(AI)に力を注ぐ取り組みについて、今後「成果が出てくる」とし、「2021年の増収達成に自信がある」と説明した。IBMは昨年4月に通期見通しを撤回して以降、明確な財務予測を示していない。

  同CEOは昨年10月にマネジドインフラストラクチャーサービス部門をスピンオフし、株式を上場する計画を発表。同部門は現在、グローバル・テクノロジーサービス部門に属し、顧客データセンター管理など日々のインフラサービス業務のほか、機器のインストールおよび修理・運用を支援する従来型のITサポートを手掛ける。

  IBMの売上高と人員の約25%を占めるが、顧客がクラウドに移行し、新型コロナウイルス禍でインフラ更新を遅らせる中で、ビジネスは縮小している。スピンオフは年内の完了を予定する。

  10ー12月期の部門別売上高は最大のクラウドおよびコグニティブ・ソフトウエア部門が4.5%減少。前期は7%増だった。クラウド全体の売上高は10%増の75億ドルに達し、過去最高を記録したが、伸びは前期(19%)を下回った。グローバル・テクノロジーサービス部門は5.5%、グローバル・ビジネスサービス部門は2.6%それぞれ減少。ハードウエアや基本ソフト(OS)を含むシステム部門は18%減った。

  一方、10ー12月期は一部コストを除いた1株利益が2.07ドルと、市場予想平均(1.79ドル)を上回った。粗利益率も52.5%と、アナリスト予想より1.3ポイント高かった。

原題:IBM Sales Decline Across All Units, Sending Shares Tumbling(抜粋)

(部門別売上高などを追加して更新します)
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