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1月21日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:S&P500最高値、刺激策への期待継続-ユーロ上昇

  21日の米株式市場では、S&P500種株価指数とナスダック総合指数が過去最高値を更新。米追加刺激策で経済成長が回復し、企業利益を押し上げるとの期待を背景にテクノロジー銘柄中心に買われた。

  • 米国株、S&P500とナスダックが最高値-ハイテク主導
  • 米国債は中長期債が下落、10年債利回り1.11%
  • ユーロが上昇、カナダ・ドルは急伸後に失速
  • NY原油は下落、コロナ感染拡大で需要回復の遅れを懸念
  • NY金は3日ぶり反落、1オンス=1869.30ドル

  バイデン大統領が推進する1兆9000億ドル(約197兆円)規模の経済対策や連邦政府のコロナ対応計画を追い風に、リスク選好ムードが高まった。

  S&P500種は前日比0.1%未満高い3853.07。ナスダック総合指数は0.6%上昇。一方、ダウ工業株30種平均は12.37ドル(0.1%未満)安の31176.01ドル。

  ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.11%。朝方発表された先週の米新規失業保険申請件数は、前週比でわずかな減少となった。

  企業の決算発表が相次ぐ中、米国株のバリュエーションは伸長した水準にある。インテルがこの日発表した昨年10-12月(第4四半期)決算は市場予想を上回った。

  ユニジェスチョンのマルチアセット・ポートフォリオマネジャー、フロリアン・イエルポ氏は「バリュエーションの高さは、われわれが期待する力強い回復で正当化されるだろう。一方でインフレ資産は値ごろな水準にとどまっている」と指摘。「したがって、2021年は投資機会が豊富だと当社はみている」と話した。 

  外国為替市場では、カナダ・ドルが米ドルに対し2年ぶり高値をつけた後、失速。朝方にはカナダ銀行(中央銀行)のマックレム総裁が、国内経済には現在の不況を乗り越えるのに十分な刺激策が備わっており、追加の金融政策対応は不要だとの見方を示していた。

  ユーロは上昇。欧州中央銀行(ECB)当局者は、ユーロ圏の金融環境を測る新たな指標を考案するようスタッフらに求めたと関係者が明らかにした。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.2%低下。ドルは対円では0.1%未満安い1ドル=103円50銭。ユーロは対ドルで0.5%高の1ユーロ=1.2164ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は下落。新型コロナウイルスの感染状況が世界的に悪化しつつあり、需要回復に対する懸念が強まった。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物3月限は18セント(0.3%)下げて1バレル=53.13ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は2セント上昇の56.10ドル。

  ニューヨーク金先物相場は3日ぶりに反落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は90セント(0.1%)安の1オンス=1869.30ドル。

原題:Tech Shares Lead U.S. Stocks to All-Time Highs: Markets Wrap(抜粋)

Loonie Stalls at 2-Year High Vs Dollar; Euro Gains: Inside G-10(抜粋)

Oil Slips With Global Viral Resurgence Highlighting Demand Risks(抜粋)

◎欧州市況:株は変わらず、イタリア債は下落-ラガルド総裁発言で

  21日の欧州株は横ばい。良好な企業決算が発表されたものの、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がユーロ圏はリセッション(景気後退)の二番底に向かっていると警告した。

  ストックス欧州600指数はほぼ変わらず。一時は0.8%高まで買い進まれていた。テクノロジー株のほか自動車や小売りなど景気感応度の高いセクターは上昇した。一方、不動産やエネルギー株は売られた。

  ECBはこの日、政策金利を据え置き、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の規模を1兆8500億ユーロ(約233兆円)で維持することを決定した。

  プレミア・ミトン・インベスターズのニール・ビレル最高投資責任者(CIO)は、「ECBが何も変更しなかったことに驚きはない」と述べ、「PEPPを確認し、12月拡大した金融緩和策を維持したというのは良いニュースだ」と指摘した。

  欧州債市場ではイタリア債が下落。パフォーマンスはユーロ圏の他国債を下回った。ラガルド総裁がPEPP購入枠を「全額使用する必要はない」と繰り返したことが影響した。

  イタリア債の利回り曲線はベアスティープ化。10年債利回りは11月12日以来の高水準に上昇した。ドイツ債とのイールドスプレッドは、ここ1週間で最大の4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して119bpとなった。

  ドイツ債の利回り曲線もベアスティープ化、英国債もベアスティープ化した。

  ドイツ10年債利回りは3bp上昇してマイナス0.50%、フランス10年債利回りは4bp上げてマイナス0.27%、イタリア10年債利回り7bp上げて0.69%。

原題:Italian Bonds Lead Decline on Taper Concerns; End-of-Day Curves(抜粋)

European Stocks Close Steady as Lagarde Warns of New Recession (抜粋) 

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