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アルコア株が下落、コスト増で1-3月期利益圧迫の恐れ

更新日時
  • 昨年10-12月期のEBITDAはアナリスト予想平均を上回る
  • アルミナ事業のコスト増とボーキサイトの販売価格下落で業績低調へ

米アルミニウムメーカー最大手のアルコアは20日、コストの増加が今四半期の利益を圧迫する恐れがあるとの見通しを示した。市場予想を上回る昨年10-12月(第4四半期)決算発表で高まった楽観論は後退し、株価は時間外取引で下落した。

  発表資料によると、アルミニウム価格の高騰や経済活動再開による売上高の改善が続いたことから、10-12月期のEBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)は3億6100万ドル(約374億円)で、アナリスト予想平均の3億4820万ドルを上回った。

  しかし同社は、アルミナ事業のコスト増加とボーキサイトの販売価格下落で「より低調な四半期業績が見込まれる」と説明。アルコア株はニューヨーク株式市場の時間外取引で午後6時21分(日本時間21日午前8時21分)現在、2.6%安となった。

  自動車メーカーなどアルコアの顧客が新型コロナウイルス感染対策で休業したことから、需要は昨年前半に落ち込んでいた。アルコアは新型コロナのパンデミック(世界的大流行)の規模や持続期間は不明だとした上で、アルミニウムの出荷量が今年270万-280万トンと、昨年実績の300万トンから減少する見通しも示した。

Alcoa shares have surged with rising aluminum prices

  アルコア株は昨年10ー12月期にほぼ2倍に値上がりし、1980年以降では四半期ベースで最大の値上がりを記録した。投資家の間では世界経済の回復とパンデミック収束が金属消費に拍車を掛けるとの見方が強まっている。

  アルコアは20日の電話会見で、2021年のボラティリティー低下と市況改善を予想。世界のアルミニウム消費量が今年、7%増加するとの見通しも示した。

  指標のアルミニウム価格は、世界の製造業がコロナ禍の休業から回復し始めたことから、昨年後半に2010年以来最大の上昇を記録した。

原題:Alcoa Slides After Warning That Higher Costs May Hurt Profit (1) (抜粋)

(アルミニウム消費量の見通しを追加し、株価を差し替えて更新します)
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