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バイデン米大統領、キーストーンXLパイプライン認可取り消し

更新日時
  • 大統領就任後初の主要な環境保護の行動の1つに
  • トルドー加首相は失望感表明、バイデン大統領と協力する意向

米国のバイデン新大統領は20日の就任から数時間後に、カナダの油田と米メキシコ湾岸の製油所を結ぶパイプライン「キーストーンXL」の建設認可を取り消した。

  バイデン氏は就任後初の主要な環境保護の行動の1つとして、カナダのTCエナジーに対するパイプライン建設許可を撤回した。バイデン氏が署名した大統領令について知る関係者1人が明らかにした。

大統領令に署名したバイデン氏

(出典:ブルームバーグ)

  キーストーンXLは2015年にオバマ大統領(当時)が環境面の懸念から却下したが、17年にトランプ前大統領が就任早々にそれを覆し、認可していた。

  TCエナジーは認可撤回に「失望」したとし、同プロジェクトの作業を停止すると発表した。労働者数千人のレイオフにつながる見通し。

  バイデン氏は選挙遊説中から撤回を公約していたが、正式撤回により、同プロジェクトを支持する石油業界首脳やカナダの利害関係者、労働組合などから激しい憤りの声が上がった。

  カナダのトルドー首相は声明で、「気候変動との闘いへのバイデン大統領のコミットメントは歓迎するが、われわれは失望している」とコメント。その上で「環境汚染の抑制や気候変動対策、新型コロナウイルス感染症(COVID19)との闘い、中間層の雇用創出、全ての人々のための持続可能な景気回復の支援を通じたより良い復興の実現に向けてバイデン大統領と協力することを楽しみにしている」との意向を表明した。

原題:
Biden Revokes Keystone XL Pipeline Permit to Cross U.S. Border(抜粋)

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