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中国のテクノロジー大手、米国などでのIPO引き受け業務に活路

  • 富途控股はテンセント系-小米は「タイガー・ブローカーズ」に出資
  • スタートアップ分野との親和性を生かし、国外で中国人顧客増やす

中国の大手テクノロジー企業は電子商取引事業における影響力の強さや金融分野への進出に対し政府が監視を強める中で、国外での新規株式公開(IPO)引き受けという証券事業に活路を見いだしている。

  小米テンセント・ホールディングス(騰訊)が出資するオンライン証券会社は、電気自動車(EV)メーカーの小鵬汽車理想汽車などほぼ全ての中国ニューエコノミー企業による国外での大型IPOの業務支援に起用されている。中国の証券業界は競争が激化しており、小米やテンセントの成功は中小の証券会社にとって脅威だ。

  小米は「タイガー・ブローカーズ」として知られるアップ・フィンテック・ホールディング(向上融科)に出資。富途控股はテンセント系だ。両社共にスタートアップ分野との親和性を生かし、国外に住む中国人顧客を急速に増やしている。

Lower Ranks

Emerging online brokers are small in IPO volume despite rapid growth

Source: Bloomberg

Note: credit is split equally among joint bookrunners

  アップ・フィンテックの巫天華最高経営責任者(CEO)は「中国でのニューエコノミー台頭はグローバルな中国の銀行誕生を後押しする長期的かつ明確なトレンドだ」と指摘。「われわれのようなオンラインブローカーが大手銀行の補完的な役割を果たす余地もある」と述べた。

  アップ・フィンテックは昨年、米国での中国企業IPO26件に参加。富途はそうした米国預託証券(ADR)取引の半分に関与した。米中関係が悪化する中でも、中国企業は米国で過去最多となる36社が株式公開を行った。

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原題:China’s Tech Giants Are Muscling In on Lucrative IPO Market(抜粋)

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