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ECBはスプレッドコントロール目指す、特定水準を想定-当局者

更新日時
  • スプレッドの拡大抑制を目指し債券購入を行っていると複数の当局者
  • 適正なスプレッドに関する具体的な考えがあると当局者の1人は発言

欧州中央銀行(ECB)は、ユーロ圏で経済が最も強い国々と最も脆弱(ぜいじゃく)な国々との債券スプレッド(利回り格差)の拡大抑制を目指し、債券購入を行っていると事情に詳しい複数の当局者が明らかにした。

  ECBには適正なスプレッドに関する具体的な考えがあると当局者の1人は語った。ECBの報道官は、コメントを控えている。

  ECBが債券利回りを抑制しようとする際に特定の水準を意識しているのではないかと投資家はかねて考えてきたが、当局者が示した最新の見解は、19カ国が参加し債券水準の公式目標設定が難しいユーロ圏の複雑な状況の下で、政策担当者がどのようにかじ取りを行っているかヒントを与える。

  ソブリン債利回りは、新型コロナウイルス危機への対応で重要な鍵を握る。融資金利や他の全ての借り入れコストに影響するだけではない。企業と勤労者が公的債務による多額の財政支援に頼らざるを得ない現在、政府が無理なく借り入れを継続できる状況を維持することは、金融政策の極めて重要な役割だ。

  ECBがそうした戦略を採用しているとすれば、イタリアの不安定な政治情勢にもかかわらず、イタリア国債とドイツ国債とのスプレッドの安定が際立って維持されている状況の説明がつく。

  それは日本銀行などが採用するイールドカーブ・コントロール(YCC、長短金利操作)に似ているようにも見える。しかし、コメルツ銀行の固定金利戦略責任者クリストフ・リーガー氏は「彼らはそれを別物と呼んでいる。ECBにとってこれは重要であり、彼らはそれを検討し、日銀を実際にうらやましがっていると思う。そのようなものを彼らは手にしたいだろう」と指摘した。日銀は10年物国債金利が0%付近で推移するよう国債購入を行っている。

 

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Source: Bank of Japan

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原題:ECB Is Capping Bond Yields But Don’t Call It Yield Curve Control(抜粋)

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