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ANAHD、4-12月期過去最悪の3000億円強の経常赤字計上へ-報道

  • 貨物事業の好調で現時点では通期予想修正には慎重との見方-時事
  • コロナ再拡大で旅客需要悪化、ANAは来期国内事業を一時的に縮小

ANAホールディングス(HD)が2020年4-12月期に同期として過去最悪の3000億円強の経常損失を計上する方向で調整に入ったと、時事通信が20日報じた。株価は報道を受けて下落した。

  ANAHDが昨年10月に公表した業績予想では、今期(21年3月期)は5000億円の経常損失となる見通し。ブルームバーグが集計したアナリスト8人の今期の経常損益予想の平均値は約4683億円の赤字となっている。

  時事の報道によると、今月の緊急事態宣言の再発令で21年1-3月期の旅客需要は大幅に縮小する見込み。貨物事業で高額の電子機器やスマートフォンなどの運送が想定を上回っていることから、現時点で通期予想の修正には慎重との見方があるとしている。

  新型コロナウイルス感染の再拡大を受けて、航空業界の先行き不透明感は増している。経営環境が厳しさを増す中、ANAHDは19日、来年度の国内線事業で需要動向や競争環境を踏まえて一部路線で運休・減便に踏み切るほか、使用機材の小型化などで一時的に事業規模を縮小する計画を明らかにしていた。

  ANAHDの広報担当からは現時点でコメントを得られていない。

  報道を受けて、ANAHDの株価は20日、一時前日比2.4%安の2254円と反落。同社の株価は20年年初から約37%下落している。

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