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ウォール街の2大投資銀行が好決算、コロナ禍でライバルとの差を拡大

  • ゴールドマンは多くの案件を手掛け昨年10-12月に135%増益
  • JPモルガンは過去最高益、トレーディング事業で首位の座固める

米ウォール街の2大投資銀行が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)中にリードを拡大していることが顕著になっている。

  JPモルガン・チェースは2020年10-12月(第4四半期)に過去最高益を記録。トレーディング収入の20%増加が寄与した。同行はコロナ禍が始まる前の段階で既にトレーディング事業で首位に付けていた。ディールメーキングでJPモルガンに次ぐ2位のゴールドマン・サックス・グループは多くの案件を手掛け10-12月に135%増益となった。

  15日と19日に発表されたJPモルガンとゴールドマンの決算は、強い者がさらに強くなるという、コロナ時代に業界や社会で多く見られる傾向を反映したものになった。バイデン次期米大統領が20日に就任し、民主党は上院の主導権を握るとともに規制当局のトップに就こうとしている。民主党下の当局は、暗い時代に成功している企業が利益をどう使うかに、厳しい目を光らせる可能性がある。

  三菱UFJフィナンシャル・グループの金融機関カバレッジのグローバル共同責任者であるマーク・ドクトロフ氏は「 投資銀行手数料やトレーディング収入が増加することは予測できた結果であり、これがバンク・オブ・アメリカやシティグループなど消費者向けの銀行よりも、JPモルガンやゴールドマンに恩恵をもたらすのは当然だ」と指摘した。

  JPモルガンの2020年のトレーディング収入は295億ドル(約3兆円)と、シティを約86億ドル上回った。ブルームバーグがまとめたデータによると、少なくとも11年以降で最大の差となった。

Pulling Ahead

The gap between JPMorgan and Citigroup's trading revenues widened

Source: Bloomberg Intelligence data

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原題:
Wall Street’s Leading Banks Widen Gulf With Rivals Amid Pandemic(抜粋)

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