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英国のEU離脱でフランスへの雇用・資産移転は加速へ-仏中銀総裁

  • 金融インフラを改善できるチャンス-ビルロワドガロー総裁
  • EUはクリアリング機能を強化する必要がある

欧州中央銀行(ECB)政策委員会メンバー、ビルロワドガロー・フランス中銀総裁は、英国による欧州連合(EU)離脱に伴いパリへ雇用や資産を移すケースが今年加速するとの見方を示し、欧州にとっては域内の金融インフラを強化する機会だと述べた。

  昨年末時点で金融機関がフランスに移した雇用は約2500人、資産は1700億ユーロ(約21兆4400億円)相当に上っており、今後さらに増加が見込まれていると、ビルロワドガロー氏は19日、オンライン講演で述べた。

  同氏は英国のEU離脱と新型コロナウイルス危機後の復興計画について、EUにとっては金融面での自立を確立すべく市場構造を強化する機会だとみており、特にロンドンが長く支配的な立場にあるクリアリング機能を強化する必要があると考えている。コロナ禍からの景気回復は既存の金融システムを改善するチャンスだともみる。

  同氏は「今こそチャンスであり、われわれは資本市場同盟を作るため英国のEU離脱と復興という二重の機会を生かすべきだ」と述べた。

原題:Brexit Finance Shift to France to Accelerate, Central Bank Says(抜粋)

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