ゴールドマン、10-12月利益2倍強-株式引き受けなど投資銀が寄与
Sridhar Natarajan1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。
ゴールドマン・サックス・グループの2020年10-12月(第4四半期)は、投資銀行業務の収入増が寄与し利益が2倍強に増えた。
投資銀行業務の収入は前年同期比27%増加した。株式引き受け手数料がほぼ3倍となった。株式トレーディング収入は40%増え、アナリスト予想を下回った債券トレーディングの低調を補った。
デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は19日の発表資料で、「従業員は自宅や劇的に変化したオフィスで働き、仕事上および個人的な課題に見事に対応した」と称賛した。
第4四半期の純利益は2倍強の45億1000万ドル(約4690億円)に達し、通期利益は19年を上回った。
Quick Rebound
Goldman posted its highest quarterly profit in more than a decade
Source: Company filings
債券トレーディング収入は6%増と、アナリスト予想の14%増を下回った。株式トレーディング収入は23億9000万ドルに増えた。
消費者部門の預金は970億ドルに増加。新しい消費者向け商品やサービスの提供を進めているほか、 最近にはゼネラル・モーターズ(GM)のクレジットカードポートフォリオを取得することで合意した。
融資ポートフォリオの改善も続き、貸倒引当金が2億9300万ドルに減少した。
原題:
Goldman Sachs Dealmakers Drive Surge in Fourth-Quarter Profit(抜粋)