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中国の自動車向け半導体不足、10年にも及ぶ可能性-体系的に課題

  • 中国は自動車やEVに使用する半導体の大部分を輸入
  • 中国企業は半導体製造に関する技術的ノウハウが足りない

中国の自動車向け半導体不足は10年にも及ぶ可能性があるが、これは生産を減速させている現在の供給障害とはほぼ関係がない。中国の主要な新エネルギー車技術開発プラットフォームを監督する当局者が指摘した。

  国家新能源汽車技術創新中心(NEVC)の原城寅ゼネラルマネジャーは、誤った見通しによる発注ミスや新型コロナウイルス感染症(COVID19)の感染拡大に伴う工場への支障といった短期的な要因は自然に解消されるだろうと述べ、それよりも中国で高まる電気自動車(EV)への需要や国内での技術的ノウハウの欠如、長期化する地政学的な緊張がより一層深刻な問題として浮き上がってくるとの見方を示した。

  原氏は19日、ブルームバーグ・ニュースのインタビューに対し、「中国の半導体業界は非常に厳しいプレッシャーにされされている」と語り、「この問題はすぐに解決できるとは考えていない」と続けた。

  各国の自動車メーカーはここ数週間、悪化する世界的な半導体不足に悩まされ、生産を削減したり、従業員をレイオフしたりする事態に追い込まれた。中国自動車工業協会(CAAM)の当局者も先週、半導体不足は12月後半以降の同国自動車産業に相当な影響を及ぼした可能性があり、今年4-6月(第2四半期)に入っても不足が続く恐れがあると述べていた。

  ただ原氏は、問題はより体系的であるとみている。中国企業が自社の生産能力を高め、EVに搭載する半導体を自ら生産するようになるまでは、中国のサプライチェーンは世界的な要因に対して脆弱(ぜいじゃく)なままだと指摘する。

  同氏は「それこそが大きな課題だ」と述べ、これに対処しなければ中国自動車業界の競争力は「数十年前の状態に逆戻りする可能性がある」と強調した。

原題:China’s Car-Chip Shortage Could Persist for as Long as a Decade(抜粋)

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