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JPモルガン・アセット、インフレ再燃で米10年債利回りは2%に

新型コロナウイルスで打撃を受けた米経済の回復が、10年物米国債の利回りを2021年末までに現在の2倍近くにまで押し上げる可能性があると、JPモルガン・アセット・マネジメント(JPMAM)が予想した。

  同社は、米国の財政支出拡大と世界的なワクチン普及でインフレリスクが再燃し、米10年債利回りが2%に達する可能性があるとみている。全てが順調にいけば、年末までには米金融当局が資産購入縮小を示唆するだろうと、JPMAMの世界金利責任者、シーマス・マクゴレーン氏が予想した。

  「目先の引き金はもちろん、バイデン政権の景気刺激策の規模だが、その後は経済再開が焦点になる」とし、「中期的な見通しから、利回り上昇とイールドカーブのスティープ化を依然予想している」と述べた。

Benchmark yield's adjustment has been modest so far

  マクゴレーン氏は、インフレを生じさせ得る国の先頭は米国だとし、米国が当局目標の2%に近い物価上昇を回復できれば、カナダとオーストラリア、英国も後に続く可能性があるとみている。

  JPMAMは米10年債利回りが年内に1.5-2%になるとし、従来の1-1.25%予想を引き上げた。イールドカーブの中で最も期間の長い部分は既にかなり変動しているため、利回り上昇圧力を一番受けやすいのは10年債だとの見方をマクゴレーン氏は示した。

  10年債利回りが12月までに2%に達するには「ワクチン接種開始に基づく期待だけではなく」、実際のサービス再開と正常化を投資家が目にする必要があると付け加えた。19日の10年債利回りは1.12%前後。  

  順調にいけば、金融当局が12月には債券購入縮小の計画を発表し、2022年に実際に開始する公算が大きいと、マクゴレーン氏は指摘。次の利上げサイクルはその2年後に訪れる可能性があるとの見方も示した。

原題:JPMorgan Fund Manager Sees 2% U.S. Yield on Inflation Lift (1)(抜粋)

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