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JPモルガンが入るシンガポール高層ビル、逆境の中でテナント探し

  • 「キャピタスプリング」はキャピタランド所有-三菱地所も共同所有
  • 完成予定は年後半-JPモルガンは7フロアを利用へ

シンガポール中心部のビジネス街を活性化させると3年前にうたわれ建設が進む開発プロジェクトが、オフィス市場を一変させた新型コロナウイルス感染拡大の犠牲になりそうだ。

  米銀JPモルガン・チェースが主要テナントとして入る51階建ての「キャピタスプリング」が入居契約を取り付けたのは正味賃貸可能スペース6万2600平方メートルのわずか約38%。75%完成時点にしては低い割合だ。この段階であれば、半分以上の賃貸スペースが埋まっているのが一般的だ。

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「キャピタスプリング」

出典:CapitaLand

  完成予定も今年1-6月(上期)から7-12月(下期)にずれ込んだ。キャピタスプリングを所有するのはシンガポールの不動産会社キャピタランド。キャピタランド・インテグレーテッド・コマーシャル・トラストおよび三菱地所との共同所有となっている。

  キャピタランドによれば、進んだ段階にある賃貸交渉を含めると、完成までには60%超のスペースが成約に至る見込みだ。同社は19日発表した資料で、入居を約束しているテナントは主に法律や銀行・金融サービス関連だと説明。オフィスエリアの1割前後は貸し出さず、弾力的に活用するという。

  2018年に最初のアンカーオフィステナントとなったJPモルガンは7フロアを利用する。

  新型コロナのパンデミック(世界的大流行)がシンガポールの商業不動産市場に打撃を与えている。シティグループみずほフィナンシャルグループは在宅勤務がうまくいっており、そうした働き方が長期化する可能性もあることから、オフィススペースを縮小している。

原題:JPMorgan’s New Singapore Home Struggles to Find Tenants (1)(抜粋)

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