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中国、大手国有企業のレバレッジ削減で態度軟化か-債務安定に軸足

  • 国有企業の信用格付けは良好、債券の規模も全般的に適正-国資委
  • 市場環境に応じてリスク管理との信頼感高める-DBS銀

中国当局は大手国有企業の債務について、レバレッジ削減ではなく債務水準の維持に軸足を置く方針を示した。規模が小さめの企業でデフォルト(債務不履行)が相次いだ後、投資家にとっては安心材料となる可能性がある。

  国務院国有資産監督管理委員会(国資委)の彭華崗報道官は19日の記者会見で、国有企業の信用格付けは良好な水準にあり、債券の規模も全般的に適正だと説明した。

  新型コロナウイルス禍からの景気回復がまだら模様となる中で、今回の発言は債務の大幅削減に向けた取り組みの再開は回避することを示唆している。中国経済のレバレッジは昨年8月に国内総生産(GDP)比277%と過去最大に膨らんだ。

債務削減を織り込み始める中国金融市場-景気回復と通貨高で改革余地

Leverage in China's economy hit a record 277% in August

  DBS銀行のマクロストラテジスト、ウェイ・リアン・チャン氏(シンガポール在勤)は、「国資委のガイダンスは中国当局が借り換え手段をオープンに保ちつつ、本土のデフォルトリスクを抑制するため、市場環境に応じてレバレッジリスクをうまく管理するとの信頼感を高めると考えられる」と述べた。

原題:China Signals Easing Deleveraging Stance on Big State Firms (1)(抜粋)

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