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中長期債が上昇、日銀の買い入れオペで需要を確認との声-株安も支え

更新日時

債券市場は中長期債中心に上昇。株価の下落や、日本銀行の国債買い入れオペで需要の強さが確認されたことが相場を下支えしたとの声が聞かれた。半面、30年債や40年債は将来的な日銀オペ減額への懸念から売られ、利回り曲線はスティープ(傾斜)化した。

  • 新発5年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.115%
  • 新発10年債利回りは0.5bp低い0.035%
  • 新発30年債利回りは0.66%、新発40年債利回りは0.7%といずれも0.5bp上昇
  • 長期国債先物3月物の終値は10銭高の151円95銭。軟調に推移した夜間取引の流れを引き継ぎ小安く始まった後、すぐにプラスに転じた。午後に入り水準を切り上げ一時151円98銭まで上昇。引けにかけて上げ幅をやや縮小した
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジスト

  • 日銀オペは悪くない結果で、きのうと打って変わって現物債に国内勢の需要がみられた
  • 10年債は0.05%の利回り水準で売り渋り、買い需要の強さを確認した
  • 超長期債は3月の日銀の政策点検まで警戒感がくすぶり続けるが、地合いが悪かった20年債に買いが入り雰囲気もだいぶ良くなってきた

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 先物は株安が支援材料になったほか、日銀が長期金利の変動幅拡大を検討しているとの報道で週初に売られたので、その買い戻しが入った
  • 超長期債はオペ減額への警戒感が強く上値が重い
  • 今夜の米大統領就任式やあすの日銀決定会合を控え、様子見姿勢が強い

日銀オペ

  • 通知された買い入れ額は残存期間1年超3年以下が4500億円、3年超5年以下と5年超10年以下がそれぞれ4200億円と前回から据え置かれた
  • 備考:日銀:国債買い切りオペ一覧(表)

背景

  • 日経平均株価の終値は110円20銭(0.4%)安の2万8523円26銭

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.135%-0.115%0.035%0.440%0.660%0.700%
前日比-0.5bp-0.5bp-0.5bp-0.5bp+0.5bp+0.5bp
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