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中国政府系CIC、国外投資決定構造を見直し-資産配分目標達成狙う

  • CICは公開・非公開資産への投資を承認する2つの委員会を設置
  • 代替投資の割合を高める目標実現は停滞-株式や債券の保有価値上昇

1兆ドル(約104兆円)の運用資産を持つ中国の政府系ファンド、中国投資(CIC)は国外投資を巡る意思決定の構造を見直す。効率性を高め、グローバルポートフォリオで非公開資産の割合を高める目標実現への進展を促す。

  公になっていない情報だとして匿名を条件に話した複数の関係者によると、CICは今月、公開・非公開資産への投資を承認する2つの委員会を設置。傘下のCICインターナショナルとCICキャピタルにあったそれぞれの機関から置き換えた。承認プロセスの責任で重複があったという。国外投資を巡る新たな構造で、資産配分の戦略実行のメカニズムはより明確になるとも関係者は語った。

  CICは2022年末までに3000億ドル超相当のグローバルポートフォリオに占める直接・代替投資の割合を半分に高めるとの目標を18年に設定。今回の変更はその実現を後押しする。

  CICは変動の大きい公開市場へのエクスポージャーを制限しようとしているが、相場上昇で伝統的資産である株式や債券の保有価値は上がっており、こうした取り組みの進展は遅れている。直近データによると、代替資産は19年末時点で約42%と2ポイント低下した。

  ブルームバーグへの電子メールでの回答でCICは、「国外投資の効率を促すため、一貫して管理改善を進め、運営モデルを最適化している」と説明。機関的な能力の強化にも取り組んでいるとした。

原題:China’s Sovereign Fund Revamps Overseas Investment Committees(抜粋)

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