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ロンドン金融業界の求人、20年は半減-EU離脱やコロナ禍で採用抑制

  • シティーの求人広告は1万6335件と、少なくとも2015年以来の低水準
  • コロナ禍の混乱や米政権交代に伴う激変の可能性に対応を迫られた

ロンドンの金融業界の求人は2020年にほぼ半減した。新型コロナウイルスの流行と英国の欧州連合(EU)離脱に伴う不確実性が採用を抑制した。

  人材あっせん会社モーガンマッキンリーが18日公表したデータによれば、ロンドンの金融街シティーの企業による昨年の求人広告は前年比49%減の1万6335件と、少なくとも2015年以来の低水準となった。

  モーガンマッキンリー英国部門のマネジングディレクター、ハカン・エンバー氏は「英国のEU離脱だけで十分厳しかっただろうが、シティーはパンデミック(世界的大流行)の混乱と、米国の政権交代に伴う激変の可能性に対応せざるを得なかった」と指摘した。

Vanishing Vacancies

London finance job openings have declined since the Brexit vote

Source: Morgan McKinley

  昨年は英国とEUとの自由貿易協定(FTA)締結交渉の行方が見通せず悩まされたが、12月24日のFTA合意は、金融セクターにほとんど何ももたらさなかった。

  一方、コロナ禍でオフィスワーカーの大部分は1年の多くの時間を在宅勤務に費やした。市場のボラティリティー上昇で利益を得た銀行もあったが、ロンドンと欧州の複数の大手金融機関は、超低金利と技術革新のコストに対応するため人員削減を断行した。

原題:
London Finance Vacancies Fell 49% in 2020 on Brexit, Covid Angst(抜粋)

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