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ドル・円は弱含み、株価下落でリスク回避圧力-政治不安でユーロ続落

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=103円台後半で弱含み。米経済対策の実現性や米景気に対する警戒感から日米株価が下落し、リスク回避に伴う円買い圧力がかかった。ユーロは欧州の政治不安もあり続落した。

  • ドル・円は午後3時5分現在、前週末比0.1%安の103円75銭。朝方に103円93銭まで強含んだ後、一時103円69銭まで軟化
  • 円は主要通貨すべてに対して上昇。対ユーロでは一時1ユーロ=125円15銭と昨年12月1日以来の高値を更新
週明けのドル・円相場

市場関係者の見方

あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト

  • 米経済対策への期待が一服し、米小売指標も悪くて米経済への警戒からリスクオフ
  • ユーロはユーロ高けん制も入ってきているし、オランダも内閣総辞職があったりと欧州の政局と新型コロナによる制限強化が売り材料
  • 中国のGDP(国内総生産)は予想を上回ったが、小売りの弱さが気になる。同国では今新型コロナウイルス感染も拡大しているし、春節を控えて経済への影響が出てくるか注目する必要がある
  • 米新政権のドルへのスタンスはかなり注目。19日の公聴会でイエレン氏がドル高を志向すると発言するかがポイントで、市場に任せるという言い方だとドル安トレンドを許容するということでドル売り材料になってくるだろう

みずほ証券の鈴木健吾チーフFXストラテジスト

  • コロナへの警戒も続いているし、今週後半にバイデン政権発足や日銀会合などいくつか材料がある中で、若干リスクオフの円買いが上回っているが、株が急落しているわけでもなく、円高が加速するというほどでもない

りそなホールディングス市場企画部の梶田伸介チーフストラテジスト

  • 足元ではバイデン次期大統領による財政期待が一服するとともに米金利上昇も一服しており、今週の相場は方向感が出づらくなりそう
  • 目先は20日のバイデン次期米大統領の就任とその後の政策対応、また先週打ち出した1.9兆ドルの経済対策の実現性の見極めとなるだろう

背景

  • 前週末の米国株は下落。週明けの米株価指数先物や日本株も下げ、日経平均株価は前週末比276円安で終了
  • 米国では20日にバイデン氏が第46代米大統領に就任する
  • 次期米財務長官に指名されたイエレン氏は19日の指名公聴会で、市場が決定する為替レートへのコミットメントを確認し、米政府として貿易での競争上の優位のためにドル安を追求しない方針を明確にすると米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が報道
  • 中国の昨年10-12月のGDPは前年同期比6.5%増と、市場予想の6.2%増を上回った。昨年12月の小売売上高は前年同月比4.6%増加(市場予想は同5.5%増加)、工業生産は前年同月比7.3%増(市場予想は6.9%増)だった
  • 18日の米金融市場はキング牧師生誕記念日の祝日のため、株式や債券など一部が休場となる
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