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武漢研究所からウイルス流出示唆する新情報入手と米国-中国反発

更新日時
  • 19年秋に武漢ウイルス研究所の研究者に新型コロナと一致する症状
  • 米国務省は主張を裏付けるデータ公表せず-中国の対応の問題指摘

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米国務省は15日、新型コロナウイルスの起源について、感染した動物との接触ではなく、中国湖北省武漢の研究所から流出した可能性を示唆する新たな情報を入手したと発表した。起源を巡り中国に圧力を加えるトランプ政権の最新の取り組みとなった。

  同省によると、武漢で最初に新型コロナ発生が特定される前の2019年秋に武漢ウイルス研究所の複数の研究者が体調を崩し、症状は新型コロナ感染症(COVID19)ないし通常の季節性疾患と一致するものだったとの新たな情報を入手した。ただ同省はこの主張を裏付けるデータは公表しなかった。

  同省は、ウイルスの起源を巡る中国側の透明性の欠如や、感染拡大への初期対応の不備を隠蔽(いんぺい)しようとする同国の取り組みによって、明確な結論を導き出すのが困難になっていると指摘した。同省報道官にさらなるコメントを求めたが、報道官は詳しい説明を控えた。

CHINA-HEALTH-VIRUS

武漢ウイルス研究所の施設

  中国外務省の華春瑩報道官は北京で18日開いた定例記者会見で米国務省の発表に触れ、米国は「うそ」と「陰謀論」を拡散させていると主張、退任するポンペオ国務長官による「最後の狂気」だと述べた。

  華報道官によれば、中国は世界保健機関(WHO)とWHOのコロナ起源調査に協力している。中国に先週到着したWHOの専門家チームは現在、中国のコロナ予防対策で義務付けられている隔離に入っている。

原題:U.S. Steps Up Claims Covid-19 May Have Escaped From Chinese LabChina Calls U.S. Covid Lab Claims ‘Lies,’ ‘Conspiracy Theories’(抜粋)

(4段落目以降に中国外務省の記者会見を追加して更新します)
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