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ビットコインは操作されている-クオンツ投資会社の調査担当者

  • 値上がりの魅力はリスクを上回るものではない
  • 操作されているならバブルよりはるかに悪い何かの一つ

アレックス・ピカード氏は2017年にビットコインで多額の利益を得たため、金融関係の仕事を辞めてフルタイムのビットコイン採掘者になることにした。そのベンチャーは1年もたたずに頓挫し、同氏はクオンツ投資会社リサーチ・アフィリエーツで働くことになった。

  調査担当バイスプレジデントの同氏は自身の経験を基に、新しいビットコイン信奉者らに対し、市場は操作されている公算が大きいと警告を発している。

  同氏はリサーチ・アフィリエーツのウェブサイトに掲載した「ビットコイン:魔法のインターネットマネー」というリポートで、「恐らく、ビットコインはリテール投資家と一部の機関投資家、冒険をしてみたいマネーの熱狂によるバブルにすぎないのだろう。しかし私の意見では、はるかにありそうなシナリオは、この『バブル』が熱狂ではなく詐欺によって作られているというものだ」と論じた。

  ビットコインがドルを裏付けとするステーブルコインの「テザー」の不正な取引によって影響されていると指摘する学術論文もある。

  テキサス大学オースティン校のジョン・グリフィン教授とオハイオ州立大学のアミン・シャムス教授は19年の論文で、大規模な取引をする1人のトレーダーが裏付けのないテザーを発行しそれをビットコインに変換することで、人為的なビットコイン需要が生まれ価格が上昇するという仮説を展開した。

  こうした主張は目新しいものではなく、市場操作の疑いは仮想通貨に付きまとっている。

  ピカード氏にとっては、仮想通貨の値上がりの魅力はリスクを上回るものではない。さらに同氏は、仮想通貨は「投資手段でも価値の保管場所でもインフレヘッジでもない」と論じている。

  同氏の会社、リサーチ・アフィリエーツの創業者、ロブ・アーノット氏は18年に共同執筆した論文で、仮想通貨をインターネットバブルに比較していたが、ピカード氏は「市場操作の話が真実であるならば、ビットコインは伝統的な意味合いでのバブルですらなく、それよりはるかに悪い可能性がある何かの一つだ」と指摘した。

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出典:ピカード氏の「ビットコイン:魔法のインターネットマネー」

Bitcoin surpassed $40,000 this month.

原題:
Research Affiliates Quant Warns of Bitcoin Market Manipulation(抜粋)

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