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ドル・円は103円台後半、米経済対策想定内で米長期金利上昇に歯止め

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=103円台後半で小幅な値動き。バイデン次期米大統領が発表した追加経済対策の規模は想定範囲内に収まり、ドル・円との連動性が高まっている米長期金利の上昇に歯止めがかかったことが背景。

  • ドル・円は午後3時35分現在、前日比ほぼ変わらずの103円77銭。朝方に103円85銭まで上昇した後、一時103円70銭まで下落
  • ユーロ・ドルは0.1%安の1ユーロ=1.2140ドル。ここまでのレンジは1.2135ドルから1.2163ドル
ドル・円は目先の方向感に乏しい展開

市場関係者の見方

バークレイズ証券の門田真一郎チーフ為替ストラテジスト

  • 米連邦準備制度理事会(FRB)高官からの早期テーパリングけん制発言や米国債入札での好調な結果に加え、米追加経済対策の規模判明を受け、米長期金利の上昇に一服感が出ている
  • ドル・円は米金利との連動性がやや高まっているため、上値試しの動きはひとまず抑えられ、当面は103-104円台前半から大きく外れるのは難しいだろう
  • パウエルFRB議長のハト派的な発言は、米金利の上昇抑制を通じてドル高・円安を抑える方向に働いている

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の植野大作チーフ為替ストラテジスト

  • 米長期金利の上昇は止まったがトリプルブルーショック前と比べると高止まっており、ドル・円も103円台では下値が固く104円台では上値が重い状況が当面続くのではないか
  • 米金利については、追加経済対策の規模が想定範囲内に収まり、今後は米議会での審議を経て目減りする可能性もある半面、新型コロナウイルスの感染拡大がワクチン普及や季節性によって鈍れば景気押し上げ要因に
  • パウエルFRB議長の発言は引き続きハト派的なスタンスだったが、超ハト派的だったとまでは言えない
  • 商業決済が集中する五・十日(ごとうび)、かつ週末だが、仲値でのドルと円の需給に偏りは見られなかった

背景

  • バイデン次期米大統領、1.9兆ドルの経済対策案公表-来月に第2弾
  • 米10年物国債債利回りは時間外取引で一時1.10%割れ
  • 日経平均株価は前日比179円安で取引を終了。米株価指数先物は時間外取引で下落
  • パウエルFRB議長、超緩和策の出口議論「今はその時期でない」と否定
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