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新米デイトレーダーが取引所外で活躍-第3の米株式市場で取引活況

  • OTC銘柄は先月、売買高が1兆株を超えた-FINRA
  • 「機会を失うことへの恐れが株価を動かしていると」とナウマン氏

ニューヨークにブロードウェイ、オフ・ブロードウェイ、オフ・オフ・ブロードウェイがあるように、株式市場にも階層がある。投機的な個人投資家の活躍の場は現在、この3つ目に相当する市場だ。

  この数カ月、ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックで低位株の売買高急増が相次いでいるが、それ以外にも多くの投機的な取引が、規制がかかったこれらの取引所の外で行われており、最近活況を呈している。それはロビンフッド経由の取引が執行されるブローカー運営のプラットフォームですらなく、OTCマーケッツなどが運営する規制の緩い売買システムだ。

  金融取引業規制機構(FINRA)によると、店頭取引(OTC)銘柄と呼ばれることが多い非上場の低位株は先月、売買高が1兆株を超えた。

  有名人の発言だけで株価が急上昇するような業界で、低位株が再びもてはやされるのは驚きではないだろう。こうした買いの波を引き起こしているのは、新型コロナウイルス時代の売買増加の原動力である新米デイトレーダーだ。この層はかねてから低位株を好む傾向がある。

  インフォーマ・フィナンシャル・インテリジェンスの市場ストラテジスト、ライアン・ナウマン氏は「機会を失うことへの恐れが株価を動かしており、私は懸念している」と語った。

Reaching a Milestone

More than 1 trillion shares changed hands in over-the-counter trading in December.

Source: FINRA

  こうした取引の熱狂ぶりを示す例は多い。13日には、企業評価が2100万ドル(約22億円)で株価が0.0002ドルのヘルシア-・チョイシズ・マネジメントが約40億株の売買高を記録。評価額270万ドルで株価0.0003ドルの家電企業サービス・ティームも20億株に達した。一方、アップルは9000万株弱、テスラも3500万株未満だった。

  昨年、個人投資家は航空やクルーズ運航などいわゆる経済再開銘柄に手を出し、破綻した企業の株式を購入したほか、オプション市場に流れ込んだ。これらの銘柄は株価が低く、財務資料も不十分なため従来の取引所では取引されない。少ない資金で株価を動かすことができるが、そうした取引の魅力に引き付けられるのはデイトレーダーの熱狂の表れだ。ウォール街の多くのベテランはこうした状況を懸念している。 

  サンダイヤル・キャピタル・リサーチのジェイソン・ゲッフェルト社長は13日付の顧客向けリポートで、「米国で認められた最も投機的な取引プラットフォームでの売買は非常に活発で、記録的とも言える」とした上で、「市場はこれまで何度も、信頼感がこのように高い時に投資家が痛手を被ることを示してきた。しばらく先になるかもしれないが、それは起きる」と警告した。

Signal Advance sounds similar to Signal, an app mentionted by Elon Musk

原題:
Newbies Discover Pink Sheets and 1 Trillion Shares Get Traded(抜粋)

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