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1月14日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株反落、国債利回り上昇-米経済対策の詳細待ち

  14日の米株式相場は下落。S&P500種株価指数は3日ぶりに反落した。米国債利回りは上昇。バイデン次期大統領が最大2兆ドル規模の経済対策を計画しているとの観測が背景にある。

  • 米国株は下落、終盤失速でS&P500は3日ぶり反落-ハイテク安い
  • 米国債は下落、10年債利回り1.13%
  • ドル下落、FRB議長が早期利上げないと示唆-対円103円後半
  • NY原油、10カ月ぶり高値-経済対策による需要拡大期待
  • 金スポットほぼ変わらず、バイデン氏経済対策の詳細待ち

  S&P500種は日中の大半をプラス圏で推移していたが、取引終盤に失速。テクノロジーや通信サービス、一般消費財の下げが目立った。一方、原油高を追い風にエネルギー株は堅調だった。

  バイデン氏は先週、「包括的な対策全体」で「数兆ドル」規模が必要になると発言。民主党議員の多くは最大2兆ドルを想定している。同氏は新型コロナウイルス対策として追加経済政策を14日に明らかにする。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長はインフレに関する厄介な兆候が出てこない限り、利上げはしないと述べた。

  S&P500種は前日比0.4%安の3795.54。ダウ工業株30種平均は68.95ドル(0.2%)安の30991.52ドル。ナスダック総合指数は0.1%下落。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.13%。

  UBSグローバル・ウェルス・マネジメントのマーク・ヘーフェル最高投資責任者(CIO)は、「株式相場が最高値付近で推移する中、一部投資家は過度な熱狂の兆候を懸念しているようだ」と指摘。その上で「新型コロナワクチン接種の進展や低金利継続、さらなる財政刺激策の可能性に支えられ、2021年は経済と企業業績の急速な伸びが見込まれる。これは一段の株高につながる」と述べた。

  外国為替市場ではドルが下落。パウエルFRB議長が米金融当局による早期の利上げはないと示唆したことが材料。広範なドル安に伴い、ポンドは一時2018年5月以来の高値を付けた。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%低下。ユーロは対ドルで0.1%未満安い1ユーロ=1.2155ドル。ドルは対円で0.1%安の1ドル=103円80銭。ポンドは対ドルで0.4%高の1ポンド=1.3689ドル。

  ニューヨーク原油先物相場は反発し、約10カ月ぶりの高値をつけた。約2兆ドルとみられる米追加経済対策が講じられれば、燃料消費が増える可能性があるとの見通しが背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は、66セント(1.3%)高の1バレル=53.57ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は36セント高の56.42ドル。

  金スポット相場は前日比でほぼ変わらず。バイデン次期米大統領が発表する経済対策の詳細を待つムードが強かった。ニューヨーク時間午後3時7分現在、ほぼ変わらずの1オンス=1845.36ドル。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.2%安の1851.40ドルで終えた。

原題:Stocks Snap Two-Day Rally: Bond Yields Increase: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Falls as Powell Calms Rate Hike, Taper Fears: Inside G-10(抜粋)

Oil Climbs With U.S. Aid Hopes Brightening Consumption Outlook(抜粋)

Gold Steadies as Traders Await Stimulus Package Details(抜粋)

◎欧州市況:イタリア資産に売り、連立瓦解で政治リスク意識

  14日の欧州株は3日続伸。バイデン米次期大統領が2兆ドル(約208兆円)規模とされる追加経済政策の発表を準備していることが意識され、シクリカル銘柄が買われた。

  ストックス欧州600指数は0.7%高。鉱業や旅行を筆頭に、景気敏感株の上げが大きかった。自動車も上昇。仏プジョーはフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)との合併完了を前に、2019年11月以来の高値に達した。

  イタリア株は軟調だった。連立政権が瓦解(がかい)し、コンテ政権は崩壊の危機にひんしている。同国の代表的な株価指数、FTSE・MIBは0.5%安。イタリア債とドイツ債のスプレッドが拡大すると売られやすくなる銀行株が指数を押し下げた。

  欧州債市場ではイタリア債が下落し、ドイツ債は上昇した。イタリアのコンテ政権が少数与党に転落し、夏に総選挙が行われるとの懸念が生じる中で、安全な債券へと資金が向かった。

  イタリア債とドイツ債のスプレッドは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大し、119bpと3週間ぶりの大きさとなった。1日の拡大幅は昨年10月以降で最大。

  ドイツ債は中期債を中心に上昇。短期金融市場が織り込む欧州中央銀行(ECB)の今年12月時点の利下げ幅は5bpと、前日の4bpから拡大した。

  ドイツ10年債利回りは3bp下げてマイナス0.55%。フランス10年債利回りも3bp低下のマイナス0.33%、イタリア10年債利回りは4bp上昇し0.64%。

原題:
European Stocks Advance With Italy Trailing Amid Political Risks(抜粋)

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