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【欧州市況】イタリア資産に売り、連立瓦解で政治リスク意識

14日の欧州株は3日続伸。バイデン米次期大統領が2兆ドル(約208兆円)規模とされる追加経済政策の発表を準備していることが意識され、シクリカル銘柄が買われた。

  ストックス欧州600指数は0.7%高。鉱業や旅行を筆頭に、景気敏感株の上げが大きかった。自動車も上昇。仏プジョーはフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)との合併完了を前に、2019年11月以来の高値に達した。

  イタリア株は軟調だった。連立政権が瓦解(がかい)し、コンテ政権は崩壊の危機にひんしている。同国の代表的な株価指数、FTSE・MIBは0.5%安。イタリア債とドイツ債のスプレッドが拡大すると売られやすくなる銀行株が指数を押し下げた。

Cyclical sectors have had a strong start to the year

  欧州債市場ではイタリア債が下落し、ドイツ債は上昇した。イタリアのコンテ政権が少数与党に転落し、夏に総選挙が行われるとの懸念が生じる中で、安全な債券へと資金が向かった。

  イタリア債とドイツ債のスプレッドは7ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大し、119bpと3週間ぶりの大きさとなった。1日の拡大幅は昨年10月以降で最大。

  ドイツ債は中期債を中心に上昇。短期金融市場が織り込む欧州中央銀行(ECB)の今年12月時点の利下げ幅は5bpと、前日の4bpから拡大した。

  ドイツ10年債利回りは3bp下げてマイナス0.55%。フランス10年債利回りも3bp低下のマイナス0.33%、イタリア10年債利回りは4bp上昇し0.64%。

原題:
European Stocks Advance With Italy Trailing Amid Political Risks(抜粋)

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