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著名な債券強気派が主張、米国債の上昇基調はまだ終わっていない

米国でインフレが再燃して米国債の上昇基調が終わり、利回りが押し上げられるという世間一般の考えはナンセンスだ。30年にわたって債券に強気スタンスを取ってきたテキサス州本拠の資産運用会社がこう主張した。

  ホイジントン・インベストメント・マネジメントは最新の四半期リポートで、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による経済への痛手が癒えるには「何年もかかる」とし、米国債に対する強気姿勢は依然正当化されると記した。世界が抱える「大規模な」債務が金融政策の効果を鈍らせていることや、経済を支えるための政府の歳出能力低下なども、債券ラリーを信じる理由だとしている。

  「2021年の年間を通して金利が上昇するとの予想が、現在のところ圧倒的多数を占めている。パンデミックに伴う事業活動の閉鎖が緩和されていく中で、追加財政出動と緩和的な金融政策が相まってインフレが醸成されるとの見通しに基づいている」と、リポートは指摘。

  その上で「金利上昇は毎年、一時的に起きることであり、上昇するかどうかではなく、高止まりするかどうかがポイントだ」と、米国債に対する強気スタンス維持の理由を説明。米議会が米連邦準備制度の権限を変更しない限り、「インフレ率の低下が続く中で、米長期債利回りはいずれ下がっていく」と予想した。

  ホイジントンは米国債を約50億ドル(約5200億円)相当運用。同社の「ワサッチ・ホイジントン米国債ファンド」はブルームバーグのデータによれば、昨年のリターンがプラス20%と、米政府債のアクティブファンドで最高の成績を収めた。1986年のファンド設定以降の年平均リターンはプラス8%。

U.S. 30-year yield has tracked inflation rate over time

原題:A Prominent Bond Bull Says Treasuries Rally Isn’t Over Yet(抜粋)

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