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中国貿易黒字、昨年12月はドル建てで過去最大-コロナで輸出堅調

更新日時
  • 12月の輸出入はいずれも予想を上回る伸び-貿易黒字は過去最大
  • 米経済対策が見込まれ、1-3月の輸出も伸びると想定-曲天石氏

中国の輸出は昨年12月もドルベースで大きく伸びた。貿易黒字が過去最大を記録し、景気回復の下支えに寄与した。

  税関総署が14日発表した12月の輸出はドル建てで前年同月比18.1%増。エコノミスト予想は15%増だった。一方、輸入は前年同月比6.5%増。予想は5.7%増だった。

  この結果、12月の貿易黒字は781億7000万ドル(約8兆1300億円)とブルームバーグのエコノミスト予想中央値の720億ドルを上回った。2020年通年の貿易黒字は5350億ドルと前年から27%拡大。15年以降最大となった。

Record Surplus

Booming demand for China's goods pushes surplus to a record

Source: China's General Administration of Customs

  新型コロナウイルス感染拡大やそれに伴うロックダウン(都市封鎖)で個人防護具と在宅勤務用電子機器の国外の需要が拡大し、中国の昨年の輸出は堅調だった。国内ではコロナをほぼ抑え込み、工場の生産再開は大半の国・地域よりも早く、結果的に外需の増加に対応できた。

  欧米などで新たなロックダウンが講じられれば、中国製消費財の需要が今後も促されることになるが、世界経済の持ち直しには水を差す。中国もコロナ新規感染への対応を余儀なくされつつあり、一部地域の感染抑え込みに向けた制限措置で事業活動への影響が既に生じている。

  税関総署の李魁文報道官は14日の記者会見で、中国の貿易黒字は21年も拡大する可能性があると指摘。世界経済の回復見通しや安定した国内の成長が支援材料になるとの見方を示した。

  ブルームバーグ・エコノミクスの曲天石エコノミスト(中国担当)は、「今回のデータは外需が中国の景気回復を後押ししていることを示し、今後数カ月もこれは続くだろう。米国で見込まれる追加経済対策に伴う需要拡大もあり、1-3月(第1四半期)の輸出は伸びると考えられる」とコメントした。

  20年通年の対米貿易黒字は3169億ドルと前年から7%拡大した。東南アジア諸国連合(ASEAN)が中国最大の貿易相手となり、これに欧州連合(EU)と米国が続いた。

Overtaking the Lead

Southeast Asia nations became China's top trading partner in 2020

Source: China's General Administration of Customs

Note: U.K. is not included for the calculation of European Union in 2020.

原題:China’s Trade Surplus Hits Record as Pandemic Fuels Exports (2)(抜粋)

(第4段落以降を追加し更新します)
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