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米政権幹部の外遊中止、ホワイトハウス混乱巡る懸念が理由-関係者

  • 国務長官の訪欧、国連大使の訪台が突然中止-表向きは引き継ぎ理由
  • トランプ氏をおとなしくさせておくことが現在の優先課題-関係者

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米政権幹部が今週に入り外遊を突然中止したのは、歴史的な政治危機に敵対国が付け入る恐れがあるほか、トランプ大統領とホワイトハウスが逆境にさらされ機能不全に陥っているためだと、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  ポンペオ国務長官は13日にベルギーを訪れる予定で、クラフト米国連大使も台湾に向けて出発する直前だったが、高官の外遊は全て中止になったと国務省が12日発表した。

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ポンペオ米国務長官(12日、ワシントン)

撮影:Andrew Harnik / AFP / Getty Images

  国務省はバイデン次期政権への引き継ぎを外遊中止の理由に挙げたが、この数日前にはムニューシン財務長官が中東での外遊を予定より早く切り上げてワシントンに戻ってきていた。

  匿名を条件に語った関係者によると、6日の議会乱入事件以降ホワイトハウスが混乱を極めていると高官らが懸念し、外遊が中止に追い込まれた。

  ポンペオ長官は政権幹部の外遊中止について、ペンス副大統領やオブライエン大統領補佐官(国家安全保障担当)、ミラー国防長官代行ら大統領顧問団(内閣)と協議したが、反対は出なかったと、関係者は述べた。

  国務省の報道官は12日夜にコメントを求めた際、外遊中止は引き継ぎに注力する必要があるからだと説明、同省の発表文を参照するようにと回答した。

  ホワイトハウスの報道官は今のところコメントの要請に応じていない。職員の1人は不安定なことは何もないとし、大統領側近らは職務を継続していると語った。

  だが、ホワイトハウスの業務に詳しい複数の関係者は、現在の優先課題はトランプ氏をおとなしくさせておくことだと言明した。

原題:
Trump Officials Halt Travel on Worry Over White House Chaos (1)(抜粋)

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