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英金融企業、EU事業継続で規則を不正利用-欧州証券市場当局が警告

英国が欧州連合(EU)の単一市場を完全に離脱してから2週間とたっていないが、早くも英国の一部金融企業は従来の有利な事業環境を不正に維持しようと「疑わしい」方法をとっていると、EU当局は警告した。

  パリに本部を置く欧州証券市場監督機構(ESMA)は、EU域外の一部企業が顧客勧誘の規則を不正利用していると指摘。このルールでは、EU内の顧客が自ら求めた場合に限り、域外企業が域内で顧客のために事業を行うことを認めている。

  ESMAによると、この取引はもっぱら顧客主導で行われると書かれた文面への同意を求めるポップアップをオンライン上に表示させ、EUの金融・資本市場の包括的な規制、第2次金融商品市場指令(MiFID2)を迂回(うかい)しようとする企業もあったという。

  ロンドンのアシャースト法律事務所で金融規則担当グローバル共同責任者を務めるパートナーのジェイク・グリーン氏は、「明らかな最初の警告射撃で、一部の予想よりも早かった」とし、「これが何らかの違反に該当するかについてESMAが実際に正しいかは議論の余地があるが、ESMAの姿勢は明らかだ」と語った。

  JPモルガン・チェースやモルガン・スタンレーなどの銀行大手は巨額の資産をフランクフルト、パリなどのEU域内拠点に移管したが、ロンドン金融街の幹部の多くは英法人がEU域内で事業を継続できることへの希望を捨てていない。

原題:
EU Watchdog Warns Post-Brexit U.K. Finance Is Skirting Rules (1)(抜粋)

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