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ドル・円下落、米長期金利の低下を受け-103円台半ば

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は下落。前日の米10年国債入札が好調だったことや、米連邦準備制度理事会(FRB)の一部高官から債券購入のテーパリング(段階的縮小)期待を鎮静化させるような発言が出たことなどを受けて米長期金利が低下したことが背景。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時13分現在、前日比0.1%安の1ドル=103円69銭。ここまでの取引では103円85銭を高値に一時103円53銭まで下落
  • ユーロ・ドルは前日比0.1%高の1ユーロ=1.2214ドル。ここまでのレンジは1.2202ドルから1.2220ドル

市場関係者の見方

三井住友信託銀行マーケット金融ビジネスユニット為替ダイレクトディールチームの西田朋広チーム長

  • テーパリング期待の鎮静化や好調な入札で米長期金利の上昇が一服する中で、ドルの水準調整が行われている
  • 米長期金利は1%超えで水準を探る動きになっているが、金利がここまで上昇していることは確かでドル・円も一方向に下がることはない
  • 投機筋のポジションもネット円ロングに傾いていることもあり、下がったところはポジションの巻き戻しも出やすい。103円半ばは下値としてはいいところか
  • きょうも引き続き、FRB高官発言に注目。先週はテーパリングの発言が出てきて、きのうは期待を鎮静化する発言が多かった

オーストラリア・ニュージーランド銀行外国為替・コモディティ営業部の町田広之ディレクター

  • 前日に需給要因で崩れていた米国債が押し目買いで買われたことを受けて、アジア時間も追随買いという感じに
  • 金利高でも米株が安定、年後半でのテーパリングが意識されている。米FRBは金利上昇への警戒が少ないことから、米金利はどんどん下がる地合いでもない
  • ドル・円は米10年債利回りの1%超えのタイミングで103円10ー15銭辺りだったが、ここを割れる可能性は小さい。103円半ばあたりは支えられるのではないか
ドル・円と米10年国債利回りの推移

背景

  • 米10年国債利回りは時間外取引で一時、前日比2ベーシスポイント(bp)低下の1.105台%まで低下。前日は一時1.185%と昨年3月以来の水準まで上昇
    • 12日の米10年国債入札は落札利回りが1.164%と、入札前取引(WI)利回り1.172%を0.8bp下回ったほか、応札倍率も上昇
    • きょうは240億ドルの米30年国債入札が行われる
  • 米債券購入テーパリング巡る議論は時期尚早-セントルイス連銀総裁
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