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個人投資家、米株式市場に大きな存在感-低位株が取引高の2割占める

  • 11日の出来高は低位株6銘柄が市場全体の18%占めた-サルッジ氏
  • 取引所以外での売買高が取引所を上回る-ブルームバーグのデータ

個人投資家が米国株にいかに影響力を持つようになったかをあからさまに示すデータを求めるなら、株価が非常に低い低位株が出来高に占める割合を見てみればよい。

  ペット向け医薬品メーカーのゾメディカが11日にそうだったように低位株が最も活況な銘柄リストのトップに入ることは珍しいことではないが、同社や株価が1ドル未満の他の5銘柄が出来高全体の2割近くを占めることは注目に値する。セミス・トレーディングの株取引共同責任者ジョセフ・サルッジ氏の集計データによると、11日もそうした状況となった。

  サルッジ氏によると、売買高上位10銘柄のうち6銘柄で株価は1ドル未満で、取引高は計26億株と、市場全体の18%に達した。

  この半年間に目立ったデイトレーダーによる積極的な買いは、主要取引所とそれ以外の両方で出来高を押し上げている。

  個人投資家が出来高に与える影響力を確認する1つの方法は、ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックなどでの出来高をブローカーが運営する取引プラットフォームと比較することだ。ロビンフッドなどのアプリ経由の注文が送られることが多い後者での取引は先月、少なくとも2008年以来初めて前者を上回ったことが、ブルームバーグ集計データで分かった。

  サルッジ氏は「かなり奇妙に思えた」とした上で、「チャットルームの参加者や個人投資家が『幾らか稼ぐことができる、それは容易だ』と語るのを目にしてきた。結果良しで終わらないリスクはある」と指摘した。

The Lower, the Better

Stocks with lower price tags perform best in early 2021

*Note: Performance data as of 1/11/2021 close; Uses share prices as of 12/31/2020 for Russell 3000 stocks

  数カ月にわたって増加していた出来高は先週、再び急増した。米国での売買高は平均148億株と、過去最大級に達した。ブルームバーグの集計データによると、これを上回ったのは昨年3月の3週間と金融危機時の2週間だけだ。

  今のところ、こうした取引を手掛ける人はうまくいっている。株価が低いほど、パフォーマンスも良い。ラッセル3000指数を構成し、株価が2ドル未満の銘柄は平均で、今年に入ってから約13%、5ドル未満は10%近くそれぞれ上昇した。この上昇率は100ドル超の銘柄の3倍余りに上る。

Keeping Busy

Last week ranked among the most active trading weeks of all time

Source: Bloomberg

原題:A Handful of Penny Stocks Just Made Up a Fifth of U.S. Volume(抜粋)

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