マイナス金利に問題多いと英中銀総裁、副総裁は英経済を楽観
Lucy Meakin-
英中銀の利下げ見通しは後退、ポンドが上昇
-
マイナス金利、英景気後退に最善の対処法でないとベイリー氏-報道

1日を始める前に押さえておきたい世界のニュースを毎朝お届け。ブルームバーグのニュースレターへの登録はこちら。
イングランド銀行(英中銀)のベイリー総裁は、マイナス金利には問題が多いとの認識を示した。この発言で同中銀の利下げ時期に関する見通しが後ずれし、ポンドは上昇した。
ベイリー氏は12日、マイナス金利は英国の景気後退に対処する最善の方法ではないと指摘。十分な数の市民がワクチンを接種し、経済活動を安全に再開できるようになれば、英経済は回復する可能性があるとも述べた。発言内容はMTニュースワイヤーズが伝えた。
また、同中銀のブロードベント副総裁は12日のウェビナーで、英経済は国内総生産(GDP)のデータが示唆するよりも強い可能性があると語った。「今回は通常の経済サイクルとはかなり異なっている。GDPの伸びは過去最低だったかもしれないが、個人消費の伸びは過去最高に近い水準だ」と指摘した。
原題:Broadbent Suggests U.K. Economy May Be Better Than It Looks (1)、Pound Climbs as Market Pushes Back on Negative Rates Speculation(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE