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TSMC、半導体不足解消で役割果たすか-21年投資見通しにも注目

  • 20年の純利益は48.6%増となる見込み-14日に決算発表
  • 半導体調達難に見舞われる自動車業界、TSMCが解になるのか注視

半導体の受託生産世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)が14日発表する2020年通期の純利益は10年ぶりの高い伸びになる見通しだ。世界のテクノロジー・自動車大手に選ばれる半導体メーカーとしての役割を固めている。

  20年の純利益は48.6%増になると見込まれている。予想通りであれば10年以来の大幅増益だ。韓国のサムスン電子に対して広げつつある技術的優位に、今後も米アップルなどの顧客が頼るとの見方から、TSMCの株価は昨年初来で約70%上昇している。バーンスタインは12日、TSMC株の目標株価を800台湾ドルに引き上げ、30%を超える上値余地があると見込んだ。

TSMC's outperformed its largest rivals since the start of 2020

  TSMCはこの数年にわたり多額の投資を進め、半導体製造の最前線に確実にとどまってきた。新型コロナウイルス禍でオンラインでの作業が増え、スマートフォンやパソコンなどの需要も拡大しており、こうした積極投資が奏功。半導体は自動車から冷蔵庫まで至るところで使われており、自動車製造など数多くのセクターの要となっている。

  TSMCは第5世代移動通信(5G)を巡る業界の「メガトレンド」と高性能コンピューティング関連製品が長期的に成長を促すと見込んでいる。四半期ベースで過去最高の売上高を記録した昨年10-12月(第4四半期)の純利益は前年同期比14%増となる見通し。

  14日の発表では今年も設備投資が過去最高となるのかが注目される。昨年の設備投資額は推定170億米ドル(約1兆7700億円)だった。大手が半導体の調達難に見舞われる自動車業界もTSMCが解になるのか注視するとみられる。

原題:
TSMC’s Surging Profit Cements Kingpin Role in Global Chip Crunch(抜粋)

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