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債券は超長期中心に上昇、米金利先高懸念後退で買い-5年入札は弱め

更新日時

債券相場は超長期債中心に上昇。この日に行われた5年債入札は弱めの結果となったが、米長期金利の上昇懸念が和らいだことを背景に買いが優勢となった。超長期ゾーンの金利低下幅が大きくなり、利回り曲線はフラット(平たん)化した。

  • 新発40年債利回りは一時、前日比2ベーシスポイント(bp)低い0.665%に低下。新発30年債利回りは1.5bp低い0.63%、新発20年債利回りは1bp低い0.405%
  • 新発10年債利回りは0.5bp低い0.025%
  • 長期国債先物3月物の終値は前日比4銭高の151円90銭。米国長期金利の低下を受けて買いが先行し、その後5年債入札結果が弱めだったため一時下げに転じたが、超長期債の強さを支えに再び買いが優勢となった
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

パインブリッジ・インベストメンツ債券運用部の松川忠部長

  • 5年債入札は事前に買われ過ぎて金利水準面で魅力が減り、あまり強くなかった
  • きのうの米10年債入札結果が良かったため米長期金利上昇懸念が弱まり、日本の超長期債は朝からしっかり買われ、5年債入札結果にもかかわらず強さを維持
  • 先物は5年債入札結果を受けて売りが出たが、超長期債の強さを見て押し目買いが入り、じわりと買われた

5年債入札

  • 最低落札価格は101円2銭と市場予想の101円5銭を下回る
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.83倍、前回3.96倍
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は3銭、前回は2銭
  • 野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジスト
    • 最低落札価格が予想より低く弱めの結果だった
    • 事前に利回りが低下したことで国内勢の需要が若干減退した
    • 米金利上昇でドルベースの5年債の妙味が低下し、海外勢の需要も減った可能性がある
  • 備考:日本債券:5年利付国債の過去の入札結果(表)

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
不成立-0.115%0.025%0.405%0.630%0.670%
前日比 -横ばい-0.5bp-1.0bp-1.5bp-1.5bp
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