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弱気が命取りになる米株市場-下落後により大きな上昇のサイクル

  • S&P500種は昨年10月以降、下落局面後に大きな上昇局面が訪れる
  • 「弱気パターンが成立するのは無理だった」-インスティネット

バブルはどのようにして形成されるのだろうか。売った人が皆、罰を受けるという現象によってだ。

  これが、米株式市場で繰り返し起きている。S&P500種株価指数は昨年10月以降に認識できる下落局面が6回あったが、それぞれの下げ幅が4%を超えることはなく、その後に大きな上昇局面が訪れた。この間に指数は16%上昇した。

  理由は不明だが、相場の反転は月曜日に生じることが多い。S&P500種は4回連続で月曜日にその週の最安値を記録した後、金曜日の取引終了までに平均2.2%値上がりした。

S&P 500 has retreated multiple times since October with limited losses

  投資家は抜け出すことができるように見えたまさにその時、市場に引き戻されることになる。

  インスティネットのシニア株式トレーダー兼マーケットテクニシャンのフランク・カッペレリ氏は、「途中で複数週に及ぶ売りが断続的に見られたが、弱気パターンが成立するのは無理だった」と指摘した。

  相場反発の理由は、新型コロナウイルスワクチンへの信頼、政府の刺激策、あるいは単に個人投資家の高揚感かもしれない。押し上げ要因が何であれ、10カ月間にわたり上昇基調が続く中で、懐疑派であることのキャリアリスクが浮き彫りになっている。

  相場のモメンタムを追いかける投資家が増えている。ドイツ銀行が集計したデータによると、過去2カ月間に株式ファンドが集めた新規資金は1900億ドル(約19兆8000億円)と、過去最高となった。

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原題:
Stock Cycle of Bust and Bigger Boom Makes Being a Bear Deadly(抜粋)

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