, コンテンツにスキップする

1月11日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株反落、過熱警戒で最高値から下げる-ドル上昇

  11日の米株式相場は反落。S&P500種株価指数は5営業日ぶりに下げた。株価が最高値圏にあることから、週明け相場は総じて慎重ムードとなった。

  • 米国株は反落、S&P500とダウ平均は5日ぶり下落
  • 米国債は小幅安、10年債利回り1.14%
  • ドル上昇、高水準の米国債利回りが支え-対円104円前半
  • NY原油、上昇の勢い急減速-ドル高と株安が重し
  • 金スポット小幅続落-ドル高と追加経済対策を見極め

  S&P500種は不動産銘柄や一般消費財株の売りに押された。一方、エネルギー株は同指数のセクター別で値上がり率トップだった。イーライ・リリーを中心にヘルスケア株も堅調。

  S&P500種は前週末比0.7%安の3799.61。ダウ工業株30種平均は89.28ドル(0.3%)安の31008.69ドル。ナスダック総合指数は1.3%下落。ニューヨーク時間午後4時45分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.14%で、昨年3月以来の高水準。

  世界の大部分で新型コロナウイルスの感染状況がこれまでの最悪となる中、相場の過熱感やバリュエーションの伸長が懸念された。

  Eトレード・ファイナンシャルのトレーディング・投資商品担当マネジングディレクター、クリス・ラーキン氏は「先週のように大きく上昇した後は、相場が一息つくのは当然であることを留意する必要がある」と指摘。「新たな好機を模索しているトレーダーは、巨大ハイテク株以外にも目を向けるのが賢明だろう」と述べた。

  外国為替市場ではドルが上昇。ドル指数は3日続伸し、3営業日の上げ幅としては昨年9月以来の最大となった。米国債利回りが高い水準にあることがドルの支援材料。米下院はトランプ大統領を弾劾訴追する決議案について、13日にも採決を行う可能性がある。大規模なオプションの期限を12日に控え、ユーロと円は軟調。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.5%高。ニューヨーク時間午後4時46分現在、ユーロは対ドルで0.5%安の1ユーロ=1.2153ドル。ドルは対円で0.2%高の1ドル=104円19銭。

  ニューヨーク原油先物相場はごくわずかなプラスで終了。ドル高で商品相場の魅力が減じられた上に米国株安が重なり、1バレル=50ドルを突破して上昇した先週の勢いが鈍った。

  ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は、1セント高の52.25ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は33セント下げ、55.66ドル。

  金スポット価格は小幅に続落。米国債利回りおよびドルの上昇と、一段の経済対策が講じられてインフレがいずれ高進するとの予想の双方を見極める展開となった。

  スポット価格はニューヨーク時間午後0時4分現在、0.1%未満の下げで1オンス=1848.51ドル。一時は1.7%下げていた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.8%高の1850.80ドルで終えた。

原題:Stocks Drop From Record Highs; Dollar Strengthens: Markets Wrap(抜粋)

USD Set for Biggest Three-Day Gain Since September: Inside G-10(抜粋)

Oil Rally Held Back by Dollar Gains and Equity Sell-Off(抜粋)

Gold Steadies as Traders Weigh Dollar Rise Against Stimulus Bets(抜粋)

◎欧州市況:株下落、シクリカル銘柄に売り-ドイツ債は下落

  11日の欧州株は下落。約10カ月ぶり高値に押し上げられた株式のバリュエーションを見直す動きとなり、シクリカル銘柄を中心に売りが出た。

  ストックス欧州600指数は0.7%安。旅行や建設など景気動向に最も敏感な銘柄が下落した。鉱業株も安い。シクリカル銘柄はこれまで、期待されている刺激策による景気回復への見通しや新型コロナウイルスワクチンの接種を手掛かりに買いを集めていた。

  一方、ドル高を背景にヘルスケア関連株は堅調だった。バンク・オブ・アメリカ(BofA)のストラテジストが再生可能エネルギー関連銘柄にバブルの兆候を警告、公益事業株は下落した。

  欧州債市場ではドイツ債利回り曲線がベアスティープ化。オランダやオーストリアの長期債入札を控え、中核国債の利回りも同様の動きとなった。イタリア債は下落。同国株も安い。

  ドイツ10年債利回りは昨年11月11日以降で初めてマイナス0.5%を上回った。

  イタリア10年債利回りは12月1日以来の大幅上昇。ドイツ債とのスプレッドは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)拡大して106bp。

  英国債もベアスティープ化。同国では12日に7年債、30年債の入札が実施される。

  ドイツ10年債利回りは2bp上げてマイナス0.49%。フランス10年債利回りは3bp上昇のマイナス0.29%。イタリア10年債利回りは4bp上昇の0.57%。

原題:European Stocks Decline as Cyclical Shares Trim Stimulus Rally(抜粋)

Bunds Fall on Supply, BTPs Drop With Stocks; End-of-Day Curves(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE