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債券は反発、日銀オペ結果受け買い優勢ー米債安の影響限定的との見方

更新日時

債券相場は反発。米国の長期金利が昨年3月以来の高水準を更新したことで売りが先行したものの、日本銀行が実施した国債買い入れオペが需給の引き締まりを示したことを受けて買いが優勢に転じた。日銀のイールドカーブ・コントロール(YCC)の下、米国債安の影響は限られるとの見方が出ていた。

  • 長期国債先物3月物の終値は前週末比8銭高の151円86銭で高値引け。朝方は売りが先行し、一時151円68銭と中心限月で昨年11月以来の安値を付けたが、午後はオペ結果を受けて上昇に転じた
  • 新発10年債利回りは0.5ベーシスポイント(bp)低い0.03%、新発5年債利回りは0.5bp低いマイナス0.115%
  • 新発20年債利回りは横ばいの0.415%、一時0.42%と昨年9月以来の高水準

市場関係者の見方

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

  • 米長期金利が上昇する中でも、中長期債は日銀にしっかりとコントロールされており、オペの結果を受けて先物に買い戻しが入った
  • 円金利のボラティリティーが低い中で、ロールダウン込みのキャリー収益に優れた長期債の需要は底堅い
  • 日銀のサポートが弱い超長期債でも、米金利が緩やかに上昇する下では押し目買いで小じっかり。20-30年の過度なスティープ(傾斜)化も修正されてきている
  • 今の低ボラティリティー下で、米金利がじりじりと上昇していく程度なら影響は限られ、むしろ金利が上昇したところは押し目買いが入りやすい

日銀オペ

  • 対象は残存1年以下、3ー5年、5ー10年、10ー25年で、通知額はいずれも前回と同額
  • 応札倍率は残存1年以下が1.17倍と異次元緩和下の最低、3-5年と5-10年も1倍台と売り圧力の弱さ示す
  • みずほ証の松崎氏
    • 1年以下と3-5年は強い結果で、5-10年も応札が少なかった
    • 10-25年は弱めの結果だが、20年債が弱めに推移する中で驚きはない
  • 備考:国債買い切りオペ結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.130%-0.115%0.030%0.415%不成立不成立
前週末比-0.5bp-0.5bp-0.5bp横ばい - -
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