【欧州市況】株上昇、年始は週間で2009年以来の好発進-周辺国債高い
Joe Easton8日の欧州株は上昇。年始の最初の5営業日としては2009年以来の大幅高となった。新型コロナウイルスのワクチン接種計画や政府の景気刺激策が経済成長回復や企業利益を押し上げると、投資家はみている。
ストックス欧州600指数は0.7%高、週間ベースでは3%上昇した。欧州のテクノロジー銘柄を対象にする株価指数は約20年ぶりの高値に上昇した。米国やアジアの代表的な半導体企業の決算見通しを手掛かりに、半導体株に買いが入った。旅行や公益事業も高い。一方で銀行や通信は下落した。

欧州債はイタリア、ポルトガルを中心に周辺国債が上昇。ドイツ債はほぼ変わらず。米国で発表された雇用統計が市場予想を下回ったが、特に大きな影響はなかった。
イタリア10年債利回りは0.504%と過去最低に低下。ポルトガルは10年、15年債をシンジケート団を通じてではなく通常の国債入札で売り出すことを決めた。
イタリア債とドイツ債のイールドスプレッドは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)縮小して105bp。ドイツ債は変わらず。
英国債は小幅安。中期債を中心に売られた。
ドイツ10年債利回りはマイナス0.52%で変わらず。フランス10年債利回りもマイナス0.32%で変わらず。イタリア10年債利回りは3bp低下して0.52%。
原題:Peripheral Bonds Rise, Bunds Steady; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)
Europe Stocks Post Best Start to Year Since 2009 on Stimulus Bet(抜粋)
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