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コロナ重症患者、関節炎治療薬の投与で死亡率低下-入院期間も短縮

  • ロシュの「アクテムラ」やサノフィなどの「ケブザラ」を投与
  • 死亡率は投与された群で約27%、投与ない群で約36%-臨床試験

ロシュ・ホールディングの「アクテムラ」など2種類の関節炎治療薬が、新型コロナウイルス感染症(COVID19)で集中治療を受けている患者の死亡率を低下させ、回復までの期間を短縮することが臨床試験で分かった。重症患者の新たな治療選択肢となる可能性が開かれた。

  インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームによると、重症患者の病院での死亡率はアクテムラまたはサノフィとリジェネロン・ファーマシューティカルズの「ケブザラ」を投与された人たちで約27%、投与されなかったグループで約36%だった。退院までの期間も平均で1週間短かった。

  インペリアルの関節炎・救命救急診療責任者アンソニー・ゴードン氏は発表文で試験結果について「新型コロナの重症患者にとって直ちに影響を及ぼす」可能性があると説明した。プレプリントの形で公表された研究結果はまだ専門家の査読を受けていない。

  今回の「REMAP-CAP」試験では新型コロナの治療薬となりそうなさまざまな医薬品が無作為に患者に投与された。英国を中心に3900人余りが参加したが、アクテムラは350人、ケブザラは45人と、関節炎治療薬を投与された患者はごく一部にとどまった。

原題:
Arthritis Drugs Reduced Covid-19 Deaths, ICU Time in Study (1)(抜粋)

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