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12月の米雇用の伸び急速に鈍化か、ワクチン接種拡大まで低調持続も

  • 12月の非農業部門雇用者数は前月比5万人増-エコノミスト予想
  • ワクチン接種が雇用をてこ入れするのは第2四半期以降か

米国の非農業部門雇用者数の伸びは昨年12月に急激に鈍化した公算が大きい。新型コロナウイルスのワクチン接種が拡大して経済活動が広範囲に回復するまで、雇用は低調が見込まれる。

  エコノミスト予想中央値によれば、米労働省が8日発表する12月の雇用統計では、失業率はここ8カ月で初めて上昇が見込まれている。非農業部門雇用者数は前月比5万人増と、5月に回復が始まって以来最少の伸びとなる見通し。このペースでは失業率低下には力不足で、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)前の時期でも低調な伸びとなる。感染急増を受けて州当局が行動制限を強化した中、調査対象エコノミストの4分の1以上は雇用の減少を予想した。

The U.S. unemployment rate could climb for the first time since April

  エコノミストらはワクチン接種が4-6月(第2四半期)の雇用の伸びを加速させると予想している一方、それまでの数カ月については、ワクチン接種が拡大するまで雇用情勢はさらに厳しくなる恐れがあるとみている。

  バークレイズの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・ゲーペン氏は、ワクチン接種第1陣の対象となるエッセンシャルワーカーと高齢者は、就労者もしくは退職者であるため雇用の伸びをもたらさないと指摘。「ワクチン接種が本格化し労働市場を支えるまでは、むしろ低調となるだろう」と予想した。

  ジェフリーズの米担当チーフ金融エコノミスト、アネタ・マルコウスカ氏は12月の雇用を主に妨げたのはサービス業の低迷だとし、カリフォルニア州などでの感染急増で新たな制限措置が導入されたことが背景にあると述べた。同氏は12月の非農業部門雇用者数を11万人減と予想する。

The labor force participation rate remains well below pre-virus levels

原題:
Sharp U.S. Hiring Downshift Projected With More Risks On Horizon(抜粋)

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