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【債券週間展望】長期金利に上昇圧力、米金利先高観測を警戒

1月第2週(12日-15日)の債券市場では長期金利に上昇圧力が掛かりやすくなる見通しだ。米国の追加経済対策を受けた景気回復期待や国債増発懸念による米金利先高観測が背景。

市場参加者の見方

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 米10年債利回りには上昇圧力が続き、日本の10年債利回りも0.05%を試す動きになりそう
  • 国内では緊急事態宣言の発令で景気の先行きに不透明感が強まっているが、主要国の株式相場は景気回復期待を背景に堅調で、国債利回りの低下は進みづらい
  • 日本銀行の買い入れオペや投資家の押し目買いで急速な利回り上昇は見込みづらいが、投資家は上値追いに慎重な姿勢を維持するだろう
  • 長期金利の予想レンジは0.025%~0.055%

◎三菱UFJモルガン・スタンレー証券の稲留克俊シニア債券ストラテジスト

  • 米国債にある程度、連れ安するのは仕方ないが、日本独自の理由から金利上昇が抑えられやすい面もある
  • 緊急事態宣言は長引きそうで、景気の先行きが心配な状況では、一緒になって金利が上がっていくのも難しい
  • 日銀の買い入れオペは金額据え置きを予想。5年債入札はマイナス0.1%を上回るかどうかだが、消化に問題はないだろう
  • 長期金利の予想レンジは0.025%~0.050%

国債入札予定

対象発行予定額
  13日5年利付き国債2.5兆円程度
  15日

流動性供給

残存5年超15.5年以下

5000億円程度

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
12日3-5年4200億円
5-10年4200億円
10-25年1200億円
14日1-3年4500億円
25年超300億円

主な材料

  • 12日:12月の景気ウオッチャー調査
  • 13日:12月の米消費者物価指数(CPI)
  • 13日:米地区連銀経済報告
  • 14日:日銀の支店長会議と地域経済報告
  • 14日:12月の中国貿易収支
  • 14日:パウエルFRB議長、ウェブ会議に出席
  • 15日:12月の米小売売上高
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