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トランプ氏に強まる免職や弾劾の圧力、米議会への暴徒乱入で

  • 民主党指導部は即刻免職を要求-共和党内にも一部で同調の声
  • チャオ運輸長官やマルバニー特使ら政府高官の辞任相次ぐ

米連邦議会議事堂で6日に起きた暴徒乱入を扇動したとして、退任を間近に控えたトランプ大統領に弾劾や免職の圧力が高まっている。

  民主党のペロシ下院議長とシューマー上院院内総務は、ペンス副大統領や閣僚に対し、トランプ氏の即時罷免に向けて米国憲法修正25条を発動するよう求めた。ペンス氏は応じておらず、民主党議員らは代替手段として弾劾手続きに入る構えも見せている。

ペロシ氏とシューマー氏は即刻免職を要求

  シューマー氏は、トランプ氏が政府への反乱を扇動したとして、即刻免職されるべきだと主張。「副大統領と閣僚らが立ち上がらないのであれば、議会を再招集し大統領を弾劾する」と表明した。

  ペロシ氏はトランプ氏について、「非常に危険な人物であり、在職し続けるべきではない。これは差し迫った最高レベルの緊急事態だ」と述べた。

Protests As Joint Session Of Congress Confirms Presidential Election Result

連邦議会議事堂に乱入したデモ隊(1月6日)

写真家:ビクターJ.ブルー/ブルームバーグ

  トランプ氏を声高に批判する共和党のアダム・キンジンガー下院議員など他の議員も、トランプ氏の辞任や免職を求める声に同調している。

相次ぐ閣僚の辞任

  一方、トランプ政権からは高官の辞任が相次いでいる。チャオ運輸長官と大統領首席補佐官代行を務めたマルバニー北アイルランド担当特使は共に、6日の議事堂乱入事件を理由に辞任を表明した。マルバニー氏はブルームバーグ・ニュースに対し「辞任するのは、それが昨日起きたことへの非難を私が公式に表明できる唯一の手段だからだ」と述べた。

  トランプ氏は非難をかわそうと「1月20日には秩序ある政権移行が行われる」との声明を発表。ただソーシャルメディアによる同氏アカウント凍結を受け、自身の退任を求める声が高まる中にあっても、6日遅くから同声明の他は沈黙を守っている。

フェイスブック、トランプ氏のアカウント凍結を「無期限」に延長

  ムニューシン財務長官らは政権にとどまる意向を示している。事情に詳しい関係者によると、ムニューシン氏と財務省高官らは、新型コロナウイルス禍に起因する経済危機の中、秩序ある政権移行を確実に行うために職務にとどまることで合意しているという。

暴徒化集団は「国内テロリスト」-バイデン氏

  バイデン次期大統領は7日、連邦議会に乱入した暴徒化した集団を「国内テロリスト」と非難。バイデン氏は、トランプ大統領が議会乱入を実現させる雰囲気をつくったと批判。「われわれの大統領は法の支配を侮辱する態度を明確にした」と付け加えた。

米議会乱入の暴徒化集団は「国内テロリスト」、バイデン氏が非難

ペロシ下院議長

Source: Bloomberg)

原題:Trump Faces Mounting Pressure and Calls for Resignation, RemovalPelosi, Schumer Ask Cabinet to Eject Trump, Threaten Impeachment(抜粋)

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