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1月7日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎米国市況:株続伸、主要3指数とも最高値-景気刺激拡大の観測

  7日の米株式相場は上昇。前日には連邦議会議事堂を暴徒化したデモ隊が襲う事件があったが、市場では財政支出の拡大観測が揺るがなかった。バイデン次期政権への移行に伴い、平静が広がる可能性も意識された。

  • 米国株は上昇、S&P500・ダウ平均・ナスダック総合が最高値
  • 米国債は下落、10年債利回り1.1%
  • ドル上昇、対円103円後半-ショート巻き戻し
  • NY原油は続伸、バイデン次期政権の追加経済対策を楽観
  • NY金先物は反発、1913.60ドルで終了

  主要株価指標はそろって最高値を更新。S&P500種株価指数構成銘柄の約70%が上昇し、ナスダック100指数は2.5%値上がり。景気動向の先行指標とされるダウ・ジョーンズ輸送株平均も最高値を付けたほか、小型株で構成するラッセル2000指数はここ3営業日で8%近く上げた。

  個別銘柄では、テスラが急伸。RBCキャピタル・マーケッツは従来の弱気な見方は「完全に間違っていた」とし、テスラの投資判断を引き上げた。ゴールドマン・サックス・グループは財政支援や金利上昇に関する楽観を理由に、銀行株が再び台頭し始めたと指摘した。

  S&P500種は前日比1.5%高の3803.79。ダウ工業株30種平均は211.73ドル(0.7%)高の31041.13ドル。ナスダック総合指数は2.6%上昇。ニューヨーク時間午後4時59分現在、米10年債利回りは4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.1%。

  データトレック・リサーチの共同創業者、ニコラス・コーラス氏「市場は米政府について、状況がうまくいかないことはあっても、結局のところは十分安定した機関であるとみている」とリポートで指摘。「資産価格の設定ということで言えば、政治は景気や企業のファンダメンタルズに次ぐ脇役だ。パンデミックを切り抜けた後の米経済見通しは引き続き明るい」と記した。

  外国為替市場ではドルが上昇。新興国通貨の広範な弱さが他の主要通貨にも波及したほか、ドルショートの巻き戻しが進んだ。

  主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.6%高。ユーロは対ドルで0.5%安の1ユーロ=1.2272ドル。ドルは対円で0.8%高の1ドル=103円81銭。

  ニューヨーク原油先物相場は3日続伸。米民主党が上院でも主導権を握る状況となり、バイデン次期政権下で追加の財政刺激策が打ち出されるとの楽観が強まった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は20セント(0.4%)高の1バレル=50.83ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント3月限は8セント高の54.38ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は0.3%高の1オンス=1913.60ドルで終了した。金スポット相場はニューヨーク時間午後3時3分現在、0.5%高の1918.20ドル。

原題:Stocks Roar on Stimulus Bets as Nasdaq Jumps 2.5%: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Shorts Unwound Versus Major, Emerging Peers: Inside G-10(抜粋)

Oil Edges Higher Alongside Equities With Stimulus Hopes Growing(抜粋)

Gold ETFs Gain in Bullish Sign for Metal After Late 2020 Fizzle(抜粋)

◎欧州市況:株上昇、バイデン氏勝利で経済対策に注目-ドイツ債安い

  7日の欧州株は上昇。シクリカル銘柄が上げを主導した。米議会が民主党ジョー・バイデン氏の大統領選勝利を正式に認定したことから、投資家は米経済対策の今後の動向に注目している。

  ストックス欧州600指数は0.5%高。鉱業や建設、エネルギー株が高い。ドイツ製造業受注が予想外の伸びを示したことも、欧州株の地合いを押し上げた。

  2021年の欧州株は良好なスタートを切った。新型コロナウイルスワクチン接種に対する楽観が背景にある。投資家は鉱業やエネルギー、銀行など景気変動に敏感な銘柄に買いを入れている。

  プリンシパル・グローバル・インベスターズのチーフストラテジスト、シーマ・シャー氏は「ここからの相場展開のシナリオは、コロナワクチンのニュースに非常に左右される。ワクチンは迅速に承認されるのか、十分にスピーディーな製造が可能なのか。感染拡大を抑え込めるだけの十分な速さで配布されているのか、といった点だ」と述べ、「重要なのは新型コロナ関連の数字ではない。まさにワクチンのニュースが最も重要だ」と続けた。

  欧州債はドイツ債が下落。安全逃避の買いが巻き戻されたことが背景。ドイツ債はスペインとフランスの国債入札後には上昇していた場面もあった。イタリア債は入札後の小幅高を維持した。

  イタリア債利回り曲線はブルフラット化。30年債のドイツ債とのイールドスプレッドは2016年以来の最小まで縮小した。

  英国債の利回り曲線はベアスティープ化。英国株が下げを埋め、安全逃避への需要が削られた。

  ドイツ10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇してマイナス0.51%、フランス10年債利回りは1bp上げてマイナス0.31%、イタリア債は1bp下げて0.56%。

原題:European Stocks Jump on Stimulus Bets After Biden Win Certified(抜粋)Bunds Slip, Italy Bonds Edge Higher; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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