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中期債利回り中心に低下、割安感から買いとの声-30年入札結果は無難

更新日時

債券市場では中期債利回りを中心に低下した。水準面で割安感から買いが入ったほか、米長期金利が一段と上昇することへの警戒感から投資が短期化したとの声が聞かれた。この日行われた30年債入札はおおむね無難な結果で、30年債や40年債を下支えした。

  • 新発2年債利回りはマイナス0.125%、新発5年債利回りはマイナス0.11%といずれも0.5ベーシスポイント(bp)低下
  • 新発10年債利回りは横ばいの0.035%
  • 長期国債先物3月物の終値は前日比2銭安の151円78銭。米長期金利上昇の流れを引き継ぎ売りが先行。午後に入りプラス圏に浮上する場面があったものの、買いが続かず、一時は151円73銭と中心限月で昨年11月以来の水準まで下げた
先物中心限月の推移

市場関係者の見方

野村証券の中島武信チーフ金利ストラテジスト

  • 中短期債は水準感から買いが入ったほか、超長期債のリスクを嫌う向きが債券投資を短期化した可能性
  • 30年債入札は平均落札価格、最低落札価格とも市場予想とおおむね同じで無難な結果
  • 利回りが2019年1月以来の高水準だったことに加え、40年債が最終投資家の需要で堅調で、10年債も同様に堅調だったことで、間に挟まれた30年債入札も崩れないとの見方が広がった

SMBC日興証券の奥村任ストラテジスト

  • 来週は米国で3年債、10年債、30年債の入札があるため、需給面で追加的な米長期金利上昇に対する警戒感がある
  • 米10年金利が仮に1.2%~1.3%に上昇すれば日本の超長期金利も切り上がる可能性がある
  • 20年債は米長期金利上昇懸念から様子見気分が強かった

30年債入札

  • 最低落札価格は101円20銭と市場予想中央値と一致
  • 応札倍率2.98倍と、昨年6月以来の低水準
  • 小さいほど好調を示すテールは10銭と前回5銭から拡大
  • SMBC日興の奥村氏
    • 水準としてはおおむね無難な範囲だったが、応札倍率が前回から低下しており、米長期金利上昇への警戒感も多少あった
  • 備考:日本債券:30年利付国債の過去の入札結果(表)

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.125%-0.110%0.035%0.415%0.650%0.690%
前日比-0.5bp-0.5bp横ばい+1.0bp横ばい-0.5bp
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