, コンテンツにスキップする

アントが消費者クレジット事業の再編を計画、融資制限回避へ-関係者

  • 新たな消費者ファイナンス部門に徐々に移管したい考え
  • 消費者クレジット事業は昨年6月時点の融資残高が約27兆2100億円

中国のフィンテック企業アント・グループは、消費者クレジット事業の再編を計画している。新たなオンライン融資規制の下で貸し出しを全国で続けることができるようにするためで、最も収益性の高い業務が大きく制限されるのを避けたい考えだ。事情に詳しい関係者が明らかにした。  

  計画は暫定的で当局からの見解を考慮することになる。中国政府が馬雲(ジャック・マー)氏のアントによる350億ドル(約3兆6200億円)規模の新規株式公開(IPO)を昨年11月に止めた後、同社は企業構造の全面的見直しを進めており、消費者クレジット事業再編はその一環だ。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。

  アントは主力の同事業を中国全土で営業する権利を持つ新たな消費者ファイナンス部門に徐々に移管することを望んでいるという。消費者クレジット事業は昨年6月時点の融資残高が1兆7000億元(約27兆2100億円)だった。

  アントの担当者はコメントを控えた。銀行保険監督管理委員会(銀保監会)にコメント要請したが、すぐに返答はなかった。

  中国政府がアントに対する締め付けを強める中で、同社が政府の理解を得るためどのような事業再編を行うのか、投資家は手掛かりを探っている。当局側はアントの会社分割を直接的に求めてはいないものの、中国人民銀行(中央銀行)はアントが「抜本改革の必要性を理解」し、そのスケジュールをできるだけ早期に示す必要があると強調している。

原題:Ant Plans Credit Unit Overhaul to Avoid Sharp Drop in Loans(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE