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ドル・円上昇、米長期金利の上昇が押し上げ要因に-103円台前半

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は上昇。米上院決選投票で民主党が2議席獲得する見込みとなったことを受けて、財政拡大期待を背景に米10年国債利回りが昨年3月以来の1%台で推移したことがドル買い材料となった。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時7分現在、前日比0.2%高の1ドル=103円24銭。ここまで102円95銭を安値に一時103円25銭まで上昇
  • ユーロ・ドルは0.1%安の1ユーロ=1.2312ドル。ここまでのレンジは1.2310ドルから1.2344ドル

市場関係者の見方

CIBC証券金融商品部の春木康部長

  • ドル・円は前日の米長期金利の上昇を受けて、ずるずる下がる局面からはいったん脱した。ドルショートがたまりやすい環境にあって、その巻き戻しのドル買いも出やすい
  • ただ、民主党が上院決選投票で勝利し、財政拡大期待高まりやすく、株高・債券安・ドル安のリフレトレードがコンセンサスというのは変わらない
  • ドル・円は米10年金利の1%乗せによるドル買いとリフレトレードによるドル安のはざまでレンジになりやすい
  • 目先は底堅く102円80銭あたりがサポートになりそう。戻りは103円50銭から80銭ゾーンが重し

クレディ・アグリコル銀行の斎藤裕司外国為替部長

  • 米政府・議会がトリプルブルーになったことで、財政がしっかり出るという意味で米連邦準備制度理事会(FRB)は無理に追加緩和をする必要がなくなるとの見方もできる
  • リフレ期待でリスクオンは間違いないが、米金利が大きく上昇すればドル売りの巻き戻しが起こるだろう
  • 米追加緩和期待後退により、ドル・円でもこれまでの過度のドル売りに修正が入る可能性
  • きのうの財務省幹部からのけん制で、市場としても100円の壁を意識。102円より下は堅くなるだろう
前日からのドル・円と米10年国債利回りの推移

背景

  • 米民主党が6年ぶりに上院主導権を奪還-ジョージア州決選投票で勝利
  • 米議会が大統領選結果認定を再開-トランプ氏支持者乱入で一時中断後
  • バイデン氏、民主党上院優位で政策実現に道-議事掌握、指名承認迅速に
  • 米10年国債利回りは時間外取引で前日比1bp上昇の1.04%台後半。前日には一時1.052%と、昨年3月以来の水準まで上昇
  • 日経平均株価は前日比434円高で取引を終えた
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