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リフレトレード、利回りどこまで押し上げるか-民主党の米上院支配で

  • 米10年債利回り、短期間で1.5-2%に上昇も-みずほ銀バラサン氏
  • DWSのステープルズ氏は8日発表の米雇用統計に注目

天井知らずとは言わないが、民主党がホワイトハウスと議会を掌握する見通しの中で米国債市場には今、利回りは上昇するしかないとのコンセンサスがある。

  ジョージア州の上院決選投票の展開をきっかけに10年債利回りは6日に待望の1%突破となり、議論は利回りがどこまで上昇するかに集中している。ブルームバーグ・インテリジェンスは1.17%を目標としているが、昨年3月に付けた1.27%をにらむ投資家もある。みずほ銀行のシンガポール在勤経済・戦略責任者、ビシュヌ・バラサン氏は短期間のうちに1.5-2%に上昇し得るとの見方を示した。

米国債利回り1%超えは始まりにすぎない-民主党「スウィープ」なら

  世界的なリフレトレードの一部として、またインフレ期待の高まりとともに起こる緩やかな債券利回り上昇は、米連邦準備制度が介入する理由とはなりにくいため持続可能となる公算が大きい。

  DWSのグレゴリー・ステープルズ氏は「10年物米国債利回り上昇の背景にインフレ期待がある限り、連邦準備制度は流れを変えようとはしないだろう」と述べた。また、8日に発表される昨年12月の米雇用統計の内容が悪かった場合、民主党支配の下で既に想定されている財政支出拡大に一段と弾みが付き、さらなる利回り上昇のきっかけになる可能性があると指摘。「1.09-1.12%のレンジを抜ける可能性がある」と述べた。

  BMOキャピタル・マーケッツのストラテジスト、ベン・ジェフリー氏はより長期的な視点で、今後数週間の10年債利回りについてテクニカル分析的には1.11-1.14%と1.27%の水準に注目と指摘。

  また、連邦準備制度は「金融環境が緩和的である限りは忍耐強いだろうが、ボラティリティーが高まれば若干、切迫感を抱くだろう」とも述べた。

原題:Bond Market Debates How High Reflation Trade Can Boost Yields(抜粋)

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